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内容説明
長期停滞を解明する、新たな経済学へ
経済学において「異端派」とされるMMT(現代貨幣理論)が、現実を説明する新たな理論として幅広く受け入れられつつある。「財政赤字や国債残高を気にするのは無意味である」というMMTの主張をめぐって、もはや「極論」や「暴論」と片付けられる段階ではない。
経済学におけるパラダイム・シフトをしっかりと見定める時期が来ているといえよう。
とりわけ、「失われた30年」とも言われる長期停滞にあえぐ日本経済を分析する「武器」として、MMTはなくてはならない道具立てである。
本書は、ランダル・レイ『MMT現代貨幣理論入門』(東洋経済新報社)を監訳し、『MMTとは何か』(角川新書)を執筆して、この新たな経済学を日本に紹介した第一人者による人気講義を書籍化したものである。
MMTが多く人を惹きつけたのは、貨幣の起源をめぐる根源的問いと時事的な現代経済論を結び付ける、その理論の全体性にある。
制度化が進み、学説や理論がますます断片化していく状況下、歴史も視野に入れてトータルに現実を説明するMMTは、経済学というディシプリンを超えて、人文・社会科学に幅広く訴える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
9
グレーバーはアナキストだから「貨幣の価値に裏付けを与えてるのは国家なのだ」というMMTの主張をみとめたくないのかな。。枕にしてないで「負債論」を読めってことだよな。2024/03/28
はる
8
ウクライナの通貨誕生から、お金ってなに?を考えたかった。 古典派経済学(スミス等)を師とする主流派経済学(フリードマンら)とケインズ経済学を学んだケイジアンのこれら主流派経済学の根本に需要と供給の一般均衡への執着があり、経済全体の活動水準は、長期的な供給側の能力で決定され、供給能力重視に寄る。 かたや、MMTら非主流派ケイジアンは貨幣を支払いモノを購入する有効需要に寄り、有効需要のコントロールから経済政策を考える。MMTは通貨の通過スピードと量を考える。金は天下のまわりモノか!2023/06/30
ゼロ投資大学
2
MMTは従来の主流派経済学を信奉する者にとっては黒船のような存在だろう。自国通貨を発行する国は、財政破綻をすることがないというのがMMTの要旨だ。MMTにおいて、租税は通貨に信任を与えるために欠かすことのできないものとなっている。本書を読めば、MMTが論理的に矛盾のない理論であることを理解できるだろう。2023/11/01
Go Extreme
1
なぜ今MMTなのか 貨幣とは何か—MMTの貨幣論: 商品貨幣論と債権貨幣論 表券主義 政府はなぜ財政破綻しないのか 政府は何をなすべきか: MMTの租税政策論 機能的財政論 就業保証プログラム 何が長期停滞の原因か 日本経済をどう立て直すべきか—MMTの応用と発展: 経済政策の基本方針 経済の長期循環と投資の社会化 内生的景気循環論 乗数=加速度モデル 国際金融循環としてのクズネッツ・サイクル 投資の社会化とは何か コンドラチェフ・サイクルとスタグフレーション スタグフレーションを緩和するエネルギー政策2022/07/02
Tetsu
0
難しい。。。
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