ちくま新書<br> 台湾流通革命 ──流通の父・徐重仁に学ぶビジネスのヒント

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ちくま新書
台湾流通革命 ──流通の父・徐重仁に学ぶビジネスのヒント

  • 著者名:佐宮圭【著者】
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 筑摩書房(2022/07発売)
  • 光る紫陽花!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/7)
  • ポイント 225pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480074904

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内容説明

「流通」の概念すらない台湾で物流センターを建設し、IT、金融システムを整備するなどの近代化は、文字通り「革命」だった。台湾セブン‐イレブンを離島にまで広げ、約5000店展開。台湾の人々の暮らしを便利で豊かなものにした。さらに、多くの企業と提携し、小売・飲食・流通サービスの一大コングロマリットを築き上げた徐重仁のビジネスとは。

目次

第一章 日台提携事業と経営人育成の成功の秘訣徐重仁が「台湾流通の父」と呼ばれる理由
日台提携事業を成功させるには
トップ人材の育て方
社長に選ぶ人材に必須の三つの条件
台湾無印良品の社長に広報一筋の女性社員を抜擢
第二章 小売業で成功する父の背中を見て育つ台湾とはどんな国か
日本統治から国民党独裁へと激動する渦中で誕生
小売業で成功する父の背中を見て育つ
父から経営哲学の基礎を学ぶ
商売で身を立てるなら日本に留学しなさい
留学直前に日本と台湾が国交を断絶
試験に二度失敗し、浪人生活へ
想定外の早稲田入学で運命が動き出す
日本のカリスマ経営者から流通経済を学ぶ
志を持って台湾に帰国
たった一人で台湾初のコンビニ事業を立ち上げる
事業の失敗、左遷、そして、ラストチャンス
第三章 出店戦略──ゼロから約五〇〇〇店までの道のり日本のコンビニに倣って都市部に出店
出店戦略を台湾流にローカライズ
独自のコンビニ戦略で日本に先駆け「駅ナカ」へ
チャンスには「まず一歩を踏み出してみる」
第四章 台湾独自のフランチャイズ戦略フランチャイズや加盟店の概念がなかった
直営店からの〝のれん分け〟フランチャイズに限定
加盟店になれば前より余裕のある生活ができる
適性は家庭訪問でチェック
本部も加盟店もみんな家族という経営理念
第五章 商品開発戦略──すべてはお客様のために売り上げを伸ばす日本に続け
おにぎりとおでんを加える
弁当販売に向けて低温物流を整備
パッケージデザインのレベルを上げたい
お客様をハッピーにする商品開発を目指す
第六章 IT戦略で台湾の流通システムを一気に近代化日本のPOSとEOSの実力を見抜く
EOSで納品までの時間を大幅に短縮
米国研修で得た千載一遇のチャンス
NRIの参加で台湾初のPOSシステム導入を実現
IT化の加速で欠品率をほぼゼロに
景気の良し悪しに関係なく挑戦し続ける
第七章 独自戦略でさらなる飛躍始まりは台湾初の公共料金収納代行
〝台湾版セブン銀行〟を模索するも断念
プリペイドカードの発行
コーヒーを飲む文化を作る
いち早くイートインサービスを開始
ローソンの「Loppi」をヒントに生まれた「ibon」
第八章 物流戦略セブン‐イレブンの配送改革で台湾の物流を近代化
技術に遅れ、倉庫と変わらぬ物流センター
動き出した物流改革
正しいことはいくら資金がかかってもやり通す
台湾全土に物流システムを広げる
住民から大歓迎を受けた離島への出店
低温商品の物流インフラを完成させる
本や書籍の物流システムも近代化
宅急便で小口物流を進化させる
大智通行銷文化がネット市場の成長に貢献
第九章 グループ経営のための戦略事業多角化を見据えて
徐の統率下に入る六つの会社の誕生
隙間だらけの流通市場を狙う
原点回帰で中小企業の精神と機動性を取り戻せ
理想のグループ経営のため組織の改編を要求
業績不振の子会社を次々と再生
ペットショップからエステまで次々と展開
どんな事業も常にイノベーティブであれ
新たな複合施設のビジネスモデルとは
第一〇章 第二の実業家人生六十代半ばで「人生最初の夢」に挑む
政府関連シンクタンクで商業発展に貢献
スーパーで「第二の流通革命」
商品構成や店舗デザインの変更で若い世代に訴求
「台湾の流通の父」が実業界を引退
コロナ禍を越えて流通業の再生は経営者の「学び」から始まる
「仁」を重ねて生きてきたサラリーマン社長の誇り
あとがき年表参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

31
台湾にセブンイレブンを5000店作った男の一代記。これ面白い! 創業家でもなくイチサラリーマンとして入った会社で社長にまで上り詰める。この会社、他にもスタバや無印やミスドも多店舗展開してて目の付け所が良いっす。最初は失敗してからのビジネス成功譚は楽しいなー。日本のセブンとの違いもなるほどねー。台湾セブンの「国民弁当」食べたいわー。あと煮卵。2022/12/02

たす

12
台湾は本当にセブンイレブンが多い。(最近ではファミマに押され気味のような気もするが…)そしてセブンイレブンやスタバ、無印、ミスタードーナツ、宅急便等は、全て統一グループによって手掛けられている。台湾にありがちなカリスマ創業者一族による運営かと思っていたが、なんとサラリーマン社長がここまで統一グループを大きくしたのか!この世代の台湾経営者は日本留学組も多い。最近では日本のプレゼンスも低下していると感じるが、やはり日台の物理的・文化的距離の近さから、今後もお互いに強みを活かしてビジネスを発展させていければ。2023/11/28

Naohiko Oikawa

2
「台湾では、セブンイレブンもStarbucksもMister Donutも無印良品も、『統一』という会社が経営し成功させている」という話を聞き、『統一』はいかにして成功させたかをそのうち調べようと思っていたが、その答えがあった。 1970年代に日本に留学した徐重仁さんが、当時の日本の社会や人々の暮らしの豊かさを目にし、その原動力が「流通経済の成長」にあると直感し、台湾にもこの発展を実現したいという思いを抱いてから、一サラリーマンから紆余曲折を経て『統一超商』の社長になり、その思いを実現していく冒険の物語。2022/11/05

Kazuo Ebihara

2
台湾仕様のセブンイレブンを作り、 多くの流通企業を立ち上げた徐重仁。 その出店戦略、フランチャイズ戦略、 商品開発戦略、物流戦略、 情報システム戦略、人材育成戦略を解説。 人々の生活を豊かなものにするために、日本の流通業に学び、ローカライズに徹した徐。 私は、92年にシンガポール、マレーシア、台湾を仕事で回った際、 各国の7-11を比較したフィールドワークを実施。 台湾7-11の茶葉玉子が一番印象的でした。2022/07/31

takao

0
ふむ2025/09/21

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