内容説明
自らにかけられた「二十歳まで生きられない」という呪いを解くため、故郷の長野を離れ、京都で暮らすことになった澪(みお)。蠱師(まじないし)の親戚が営む下宿屋「くれなゐ荘」に住み、高校に通う毎日だが、邪霊に襲われることも多かった。ある日澪は、京都へやって来た兄・漣(れん)とともに出かけ、朽ちかけた橋の袂で女がすすり泣く声を聞く。そのとき、川に引き込まれそうになった澪を助けてくれたのは、謎の少年・高良(たから)だった――。「呪いを解きたいなら、俺を殺せ」と言い続ける彼の正体とは? 古都で繰り広げられる蠱師vs邪霊の攻防は、蠱師たちの相棒である職神(しきがみ)たちを巻き込んで一進一退の展開へ。澪の淡い恋の行方も気になる、呪術幻想譚シリーズ第二弾。「後宮の烏」シリーズで大人気の著者による文庫書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
115
シリーズ2作目。登場人物が増えてきてごちゃごちゃしてきたけど、その分面白くなってきた。呪いとか邪霊とか恐ろしいけど、その歴史背景も知ることができて知識も増えます。澪、漣、波鳥、青海、出流…登場人物の名前も綺麗。繊細で落ち着いた雰囲気の物語、続けて読みたいシリーズです。2022/12/11
mariya926
94
白川さんはめっちゃ丁寧に書かれるから、それがええ感じやわ。京都弁になってるか分かりませんが。登場人物も増えてきて。ここからが盛り上がる所なんですよね。4巻がラストと思っていましたが、五巻も出ているのでしょうか?それにしても、ご飯が毎回美味しそうです。2025/11/25
真理そら
94
前巻では邪霊に寄りつかれて転んだりケガしたりと頼りなかった澪が驚くほど成長した(が、死にかけたりするのでまだまだですね)澪の兄・漣が京都の大学に通うことになって、くれなゐ荘で住むことになった。澪の護衛の波鳥やその兄・青海、使用人頭兼愛人に過ぎないのに鼻息の荒い美登利やら、断り切れない漣の推し掛け友達の出流やら、登場人物が一気に増えた。つまりイケメンが増えたということだけれど、過去の何世代もの記憶を持ち、運命から逃れられない諦めと期待と澪への感情を持てあます高良が最も魅力的だ。2022/08/11
ひさか
80
2022年7月PHP文芸文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。壺法師、春に呪えば恋は逝く、龍神の花嫁、番外編枯色桜、の4つの連作短編。神を降ろす澪が興味深い。ホラーじみた表現もありハードな展開が驚き。枯色桜は何で番外編なのか謎。2023/03/30
本詠み人
80
京都の下宿屋「くれなゐ荘」に住む高校生 澪と、邪霊を祓う蠱師たちの活躍 第2弾。下宿に兄・漣(レン)、謎の多い出流(イズル)、波鳥(ナトリ)とメンバーが増え、同級生との絡みも良き✨20歳までの命という宿命を背負いながら、澪がこの先どう成長するのか、どう因果を断ち切るのか目が離せない。2023/01/09




