内容説明
「陸地の塩は、今から数億年から数百万年前、地球内部のエネルギーによって引き起こされた地殻変動などで、陸に閉じこめられた太古の海水に由来する。この海水は長い時間をかけて、大気や水が循環する中で結晶と溶解をくりかえしてきた。その結果、岩塩や塩の湖が生まれたのである」(「はじめに」より)。地球の地殻変動によって大地からうみ出される塩は、まさに地球からの贈り物です。生命維持に欠かせないため、時には金より高く取引され、国家の存亡を左右することもありました。塩に魅せられ、40数年にわたって世界中をめぐり、塩の世界を撮り続けてきた著者の集大成といえる写真図鑑です。 [本書の特徴](1)ウユニ塩湖など、美しくも峻烈な大自然の写真を多数掲載しています。 (2)砂漠のキャラバンをはじめ、命がけで塩を得る人間のドラマにせまります。 (3)塩の物理・化学的性質や生物との関係など、塩のサイエンスをわかりやすく解説しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
67
日本の塩作りは、世界中でみても独特である。海水にふくまれるたった3%弱の塩を塩田の砂にくっつけて、残りの95%以上の水をどのように追い出して塩を作るかを考えてきたとのこと。当たり前の存在すぎてピックアップしづらいところに面白さは隠れている。2020/02/17
retro
2
海水塩がほとんどすべてであった日本とくらべ、世界のほとんどでは陸地の塩(岩塩、塩水湖)が使われている。ヒトを拒絶するような塩のある美しい風景と、そこで塩を利用する人の過酷な労働がある。写真集ですが、図鑑のように読みました。2016/03/15
おちおち
0
母親に勧められて読んだが、とても面白かった!世界にはこんなに塩があるのに大変貴重なものだという不思議。 塩は身近なもの。自分の中にあって外から摂るものであって。でも塩の用途はそれだけじゃなくて。奥深い。2016/02/03




