内容説明
小泉悠氏推薦! いま「世界中」で行われ、わたしたちも加担している新時代総力戦のかたち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiace9000
85
終わりの見えぬロシアとウクライナの戦争。その勃発と長期化を予見するかのように執筆された本書。陰謀小説やスパイ映画の描く裏社会が、あながち虚構でなく事実の一端であることに戦慄する。相互接続・相互依存で成り立つグローバル経済下では、水、食糧、医療、熱、光、石油、ガスなどのインフラはじめ、移民、情報、文化に至るまで世のあらゆるものは、兵士の殺傷や都市破壊と同様に相手の闘志を挫く効果的武器となる現実。世界の脆弱性が露呈した新時代の総力戦こそ、ロ・ウ戦争とは言えまいか。果たして、この戦争に勝者は生まれるのだろうか?2022/08/13
スプリント
11
着眼点が面白い。 勢力争いは武力行使だけでないことがわかる。2022/09/22
マイアミ
8
★★★ この本の内容を一言でまとめるなら、私はロシアと中国が嫌いですってことだろうか。書いていることは、メディアを追っていれば自然と理解できることなので、特に目新しい情報があるわけではなかった。リトルグリーンメンに触れるなら、英国や米国のイラク戦争にも触れて欲しかったと思う。結果的に自国を含めた西側は正義でそれ以外は悪みたいに単純化され過ぎていたと思う。これまでしてきたことは完全に棚に上げて。2022/09/10
ののまる
6
現代は、軍隊や武器だけではない。経済や、いいね!、文化などありとあらゆるものが、武器として攻撃に使われている。自分も無意識にそれに荷担しているかもしれない。2024/01/07
タキタカンセイ
5
タイトルからの印象で最近のボットやフェイクニュース、「難民」送り込み工作、みたいなものについての記述が中心なのかなと思ったけど、「昔から『世界』は『武器』だった」という感じの内容でした。「戦争」のためには何でもする、ていうか何でもするのが国家(そうしないと潰されてしまう)だということですね。私たちが「侵略」に対抗する為には何をすべきか。著者は「理解」「活動」「投票」を挙げる。活動と言っても何が正しいのかさえわからないのが今ですからとりあえず「本を読んで投票する」だけはやりましょう。2025/08/11
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