内容説明
「人魚のくつ」(1956年作)始め数百編の作品より自ら選んだ26編の花。心にやさしく触れるファンタジーの世界。
(※本書は(2013/11/1に発売された書籍を電子化したものです)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
78
面白かったです。26話の小さなファンタジー。どの作品も優しい眼差しが感じられ、柔らかい雰囲気をまとっていました。まさに花というのに相応しい 愛らしさを感じます。ここに収録された物語たちは花として咲き続けることでしょう。2016/08/06
Wood
3
不思議な短編集。読み進めていくほどに、どんどん魅き込まれていく。それはきっと、作者の世界観に少しずつ染まっていくからなのかもしれない。子ども向けのハッピーエンドのファンタジーではない。優しい語り口だけれど、その底流にアンデルセンの作品にあるような人生の苦渋が、そっと描かれている。2017/11/17