内容説明
ローカル番組が面白い! 地方の作り手が元気だ! 話を聞く旅に出かけよう!
朝日新聞社出身の気鋭のジャーナリストが全国の各地に根差して活躍するローカル番組の制作者を訪ね歩く渾身のリポート。
放送専門誌『民放』の好評連載「日本列島作り手探訪」がついに一冊に。
番組の作り手たちが著した書籍の書評も併載。
熱き思いに突き動かされた彼らの語りに耳を傾けると、通信との融合時代の放送のあるべき姿が見えてくる。
「テレビ・ラジオはまだまだ捨てたもんじゃない!」。
【著者】
隈元 信一
1953年鹿児島県種子島生まれ。東京大学文学部を卒業後、同大学農学部に学士入学。朝日新聞社でアジア文化やメディア・ジャーナリズムなどを幅広く取材。2015年からの青森県むつ支局長を最後に17年退社。ジャーナリストとして放送メディアを中心に健筆を揮う。
目次
◇探訪その一 北海道・東北編
◇探訪その二 関東・中部編
◇探訪その三 近畿・中国編
◇探訪その四 九州・沖縄編
◇探訪その五 書籍編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
65
一時期、東中野のポレポレ座へ地方テレビ局が制作したドキュメンタリー映画をよく見に行きました。テレビがジャーナリストであることを強く意識づけられるたくさんの作品に出会いました。この著書は全国のローカル局の活躍と実態をコンパクトにまとめられている。個人的には、テレビよりもラジオへの関心が強いので、もっとラジオを取り上げてほしかったと思いますが、広く放送局が何をしなければいけないかを考える良い機会になったと思います。最終章では関連する書籍の紹介もあって、これも興味深いものばかりです。2022/04/25
ふう
19
わずか200ページ余りに凝縮された、ローカル番組の作り手たち。地道に取材を重ね、さまざまな事象を世に問いかける。気になるものを片っ端から検索して、YouTubeで観たり、Wikipediaで調べたり、読破するまでにいろんなことが知れた。防災や減災のために放送局がアーカイブを提供したり、小さなローカル局が作った番組からタブーのないドキュメント映画が生まれたり。この不穏な時代に少しでも信頼できるものの手がかりを得た気がした。2022/05/11
tetsubun1000mg
15
朝日新聞の記者、論説委員、青森支局長などに勤務。 定年退職後に日本全国のテレビ。ラジオ局を取材したり、地方各局のドキュメンタリー番組の審査員などをつとめて各局の記者、プロデューサーなどと交流する。 昨年筆者が末期がんによる闘病の為、療養に専念することになったため、作家仲間や放送関係者、記者など361名の支援で出版されることになった本。 筆者だけでなく、全国の放送関係者が一緒になって作り上げた本ではないだろうか。 東京のキー局では放送されない地方の深く重いテーマが取材されていて興味深い。2022/03/28
お抹茶
0
良質のドキュメンタリーを撮っているローカルのテレビ局やラジオ局,臨時災害放送局を取材。ローカル局は東京キー局より圧倒的に深く長いスパンで住民と向き合える。富山市議の政務活動費不正調査報道で競い合った富山の民放三社など,老舗と後発の放送局が刺激し合って,厳しい経営状況でも番組の質を高めている。メディア斜陽論が言われているが,気骨あるジャーナリストや地域のパーソナリティーが人や時代を繋げていく姿勢は心強い。住んでいる地域が違うと,せっかくのローカル番組制作のドキュメンタリーが見られず,残念である。2023/02/09
ふ
0
△2022/05/20
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