講談社文庫<br> 猫弁と鉄の女

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講談社文庫
猫弁と鉄の女

  • 著者名:大山淳子【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 講談社(2022/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065281123

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内容説明

百瀬太郎が引き寄せる事件は、今回も奇妙。

迷子のサモエドを追いかけて依頼人からの預かりものを喫茶店に忘れ、サモエドを一時的に預かることになった老婦人の庭からは埋蔵金が……!

二世議員の宇野勝子――通称「鉄の女」。東京の花粉一掃を公約に、もえぎ村の杉林伐採を掲げるが、その行方は……!?

宇野勝子、その対抗馬の桃川いずみ、サモエドを預かることになった小高トモエ、そしていよいよ出産する春美、百瀬顔負けの真っすぐさで仕事に取り組む亜子……人生色々、謎も色々、だからこそ楽しい!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

54
花粉症と杉の木、政治家の話はやや冗長な気がしながら読み進んだけれど、最後は鮮やかにまとまって良かった。ついに百瀬と亜子さんも同居できそうだし住環境も良くなりそうでほっとした。小説とはいえ40歳の弁護士の住む環境じゃないし清貧どころではないと思っていたので安心した。2022/12/01

こうちゃん

19
一生懸命他人のために動ける人。 そして最後の一撃までの導入も素晴らしかった。2024/03/23

NAOAMI

19
のほほんと真っ直ぐ真面目な猫弁と大福さんの物語。「ここ掘れワンワン」と埋蔵金が出てきたり、あり得ないほど稀有な出会いがあったり、猫弁の周りは都合のイイ偶然だらけ。後半これでもかと偶然を積み重ね、登場人物を全てに絡めてくると、これはもうお家芸の範疇と呼べるだろう。森の主もりりんを別方向から追いかけ、同じ山で遭難してしまう仲良しカップルよ。イイ歳重ねた二人のピュアさにはウンザリを通り越して感動モノだ。これではバッドエンドにはなりようがない。唯一余った犬の出自も強引に納得させ幕ひきとは。猫弁母の出所が待たれる。2022/07/26

しぇん

15
変わらず面白い話でした。複数の事件が発散されて、最後にまとまっていくのも変わらずでした。最後の親子関係は気付いてなかったですけど、なるほど、なと。2023/05/21

klu

14
やはり心温まる話でした。次号の文庫化が待ち遠しい。2022/11/23

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