内容説明
藝もあります学もある、御存知、丸谷エッセイ。黙って読めばクスリと笑える。天丼の諸問題から孔子伝まで、時には政治家をからかい、時にはスポーツ選手を褒めちぎり、時には男の威厳を考える。縦横無尽、痛快無比。随筆の贅沢ここにあり。
■目次の一部
お茶のすゑ方
新聞記者嫌ひ
シルクの下着
剣豪の盛衰
チームの名前
東京の悪口
首相執務室
世紀末の藝術
最初の女
猫のスカーレット
相合傘
金のつかひ方
目次
・お灸のすゑ方
・新聞記者嫌ひ
・シルクの下着
・剣豪の盛衰
・チームの名前
・東京の悪口
・首相執務室
・世紀末の藝術
・最初の女
・猫のスカーレット
・相合傘
・金のつかひ方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えむa
1
冒頭の「殴るな」をちらっと読んで心をつかまれてしまった。今日では教育、スポーツ界さまざまな分野で問題視され、新聞で報道されるほどになった体罰(暴力)の問題。20年ほど前に丸谷さんも静かに糾弾されていたのだなぁ。日本の軍隊の負の遺産は根深いなと感じた。他のコラムにも、丸谷さんの先見性や鋭利なセンスに感嘆することしきり。偉大な先人たちがいなくなっていくことに心細さを覚える今日この頃。2013/10/27
伊崎武正
0
ようわからん。2012/04/28
カンパネルラ
0
なんか爺の考えていることはずれてるかとも思うが、それなりに同感な所もある。和田誠の装丁に騙されて読んだって感じ。旧仮名遣いには少しとまどった。2008/03/04