講談社学術文庫<br> 日本茶の世界

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講談社学術文庫
日本茶の世界

  • 著者名:高宇政光【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2022/07発売)
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  • ISBN:9784065286135

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内容説明

12世紀末に臨済宗開祖・栄西が中国から持ち帰って以降、
日本人に欠かせない飲み物となった日本茶。
その味と製法はどのように変わり、私たちに受け継がれたのか? 
茶畑の日光状態とうまみの関係、番茶・煎茶が誕生した理由、
幕末の海外輸出秘話から、多彩な茶葉の特徴と製法、淹れ方や茶器選びまで――。
長く深く愛された、日本の「心」を味わい尽くす!

*本書は2006年に刊行された『お茶は世界をかけめぐる』(筑摩書房)を改題したものです。

内容
プロローグ 日本茶セミナー
第一章 村上の春
第二章 煎茶以前のこと
第三章 煎茶の発明
第四章 世界に旅立つ日本茶
第五章 世界をめぐる日本茶
第六章 日本茶故郷へ帰る ーー台湾から見た日本茶の高度成長
第七章 日本茶の現在
エピローグ 釡炒り茶の復権

内容紹介)
三代将軍家光の時代には、宇治から江戸まで碾茶の新茶を運ぶ、お茶壺道中が定例化されます。(中略)あの、「♪ズイズイズッコロバシ……」という戯れ唄にある「♪茶壺に追われてトッピンシャン、抜けたらドンドコショ……」という一節は、十万石の大名行列と同等の格式をもって旧暦六月前後の農繁期に行われたお茶壺道中に対する、沿道からの怨えん嗟さ の反応でした。「またあの面倒なお茶壺が来るなあ」―――第二章「煎茶以前のこと」より
あとがき

コラム〈日本茶データファイル〉
1 碾茶 
2 煎茶 
3 玉露 
4 釡炒り茶 
5 蒸し製玉緑茶 
6 お茶の葉の選び方

目次

プロローグ 日本茶セミナー
第一章 村上の春
第二章 煎茶以前のこと
第三章 煎茶の発明
第四章 世界に旅立つ日本茶
第五章 世界をめぐる日本茶
第六章 日本茶故郷へ帰る ーー台湾から見た日本茶の高度成長
第七章 日本茶の現在
エピローグ 釡炒り茶の復権
あとがき
コラム〈日本茶データファイル〉
1 碾茶
2 煎茶
3 玉露
4 釡炒り茶
5 蒸し製玉緑茶
6 お茶の葉の選び方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムカルナス

8
煎茶は江戸時代は一部の数寄者が楽しむものだったが、明治以降、国策で輸出品目になり、欧米の嗜好に合う緑色の煎茶だけを大量生産するようになる。が、結局人件費の安い中国茶に勝てず戦後には輸出市場から撤退。1960年代後半になり国内市場に特化した商品になるが飲料の多様化により20数年で早くもピークアウト。著者は煎茶至上主義の過程で失われつつある地方色豊かな番茶や釜炒り茶の復権を願う。実際、淹れ方の難しい煎茶は美味しいと思ったことが数えるほどしかない。今後お茶市場は変わっていくのではないだろうか。2022/09/15

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