講談社学術文庫<br> イギリス貴族

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講談社学術文庫
イギリス貴族

  • 著者名:小林章夫【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2022/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065289174

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内容説明

政・官・軍のリーダーとして大英帝国を支えつつ、空前の豊かな生活を送った貴族たち。その知られざる実態とは!?

イギリスの貴族は、国の主導者として法律を作り、政治を司り、軍隊を指揮する一方で、宏壮な邸宅では社交、狩猟、スポーツに熱中した。今では世界中に広がる「英国的」な文化にも、彼らエリートが育んだものが多い。イギリスを知るには、貴族への理解が不可欠なのだ。とはいえ、そうした貴族の実態は、多くのイギリス人にとって謎に包まれてきた。
たとえば、貴族の身分はどのように決まるのか、カントリー・ハウスでの豪奢な生活はどのようなものか。貴族と紳士の違いは何か。どのような社会的役割を果たし、他方で社交に興じていたのか。そもそも、貴族の起源とは? 多くの事例とともに、軽妙な語り口でわかりやすく紹介する好著。(解説・新井潤美)


プロローグ――大英帝国の先頭に立つ者
第一章 貴族は稀族
第二章 貴族の豊かな生活
第三章 貴族の教育
第四章 ノブレス・オブリージュ
第五章 金と暇が生み出したもの
第六章 貴族の生き残り作戦
エピローグ されど、貴族
参考文献
あとがき
解説 新井潤美

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

112
英国の貴族に纏わるトリビアで構成された一冊。厚さといい内容と言い、気楽に読むにはちょうどよい本。2023/08/12

榊原 香織

86
イギリスの貴族、いろいろ種類あって複雑。昨日観た映画ダウントンアビーは伯爵だったな。 この本では貴族はあまり勉強熱心ではない、とか少々皮肉込めた見方なので安心した(最近読んだ本で、それ自体も特権みたいに書いてあったのがあった)。 1990年代の本だが、最近の貴族熱?で再販。著者は昨年死亡2022/10/26

春ドーナツ

18
英国文学を読む上でその背景の一端となるトリビアを仕入れておくと、読書に芳醇さが加味されると良いな。希望を胸に読み始めた。ジョンソン首相の「I 'll be back!」(シュワちゃん)にとてもイギリス的なものを感じたけれど、あの放送は下院の議場が舞台で、それとは別に貴族院が今も現役バリバリ(古語)なのを知って驚いた。首相経験者はそのまま貴族院議員にスライドされる。サッチャー(懐かしいですね)は政策に関与し続けたい為、下院に残ったそうだ。ダイアナ妃についての言及が多く、ご存命の頃に本書が執筆されたようです。2022/08/12

ごへいもち

17
講談社学術文庫にしては読みやすい本だった。解説は新井潤美さん。小林氏は2021年に亡くなられていた…2022/09/18

ROOM 237

13
イギリス古典文学好きとして貴族の生態知ってたらもっと楽しめると思い手に取ったが、新刊とはいえダイアナ妃存命中の刊行本の文庫化でややタイムラグあり。やっぱ土地ですわよ(✧Д✧)カッ! 羽田空港6個分の土地あって税金優遇されてた頃の貴族は無敵、お金も時間もあるからパーティーして時間潰すしかない生き様ですの。学校もテキトーに行って生活のための労働もナンセンスだけど、パトロンは文化繁栄に多大な貢献があったんザマスね。くだけた感じでダジャレも挟み読み易い本です。そういえば池田貴族さんどうしていらっしゃるかしら?2022/08/24

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