日本近代社会史

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日本近代社会史

  • 著者名:松沢裕作
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  • 有斐閣(2022/07発売)
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  • ISBN:9784641174757

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内容説明

近世の身分制社会が崩れる19世紀後半から,明治維新を挟んで,第一次世界大戦の頃までの日本社会を,さまざまな社会集団が市場とどうかかわっているかに注目して描き出す。メディアや政治のしくみ,変革を求める運動も取り上げ,社会の全体像をとらえる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

15
ストーリー性のある政治史や、華やかな文化史に比べると地味な印象の強い社会史についての概説。経済学部の講義をもとにしているので、一章ごとの構成がしっかりしていて短くても読み応えがある。近世の権力を背景にした身分制集団から近代の社会集団への変化というのが、地方自治、農業、工業、教育、メディアなどの各テーマから整理されている。2023/05/02

k.kishida

2
生きづらい明治社会を書かれた松沢裕作先生の新著書。江戸から明治にかけて社会の仕組みがどう変わっていき、それに伴い社会集団の性格がどのように変化していったかを分析した著書。慶應大学でも講義内容を本にしたものだという。明治維新においてあれこれ行われた改革策は綿密に計画されたものではなく、結構その場その場の付け焼き刃的に導入されたものだということをこの本で知った。2022/05/20

YN

1
明治維新期以降、第一次世界大戦までの間に日本社会がどう変容したかを、様々な視点から描く。家を中心とした社会は、擬似的な家のようなものを包括しつつも、根底にあるOSが大きく変わったために異なるゲームが出現した。2023/12/30

Ra

1
個人間をつなぐ「社会集団」と社会集団間をつなぐ「市場」を2軸に日本近代社会を描写.近世は,個人は「家」を通じて身分的社会集団(筆者は「袋」と表現)にまとめられ,国家から当該集団を通じて賦課される役を果たす.このうち「町」は非計画的に断行された戸籍法と廃藩置県,「村」は地租改正と明治の大合併により解体.これらの解体は,集団からの個人の解放と,市場の再定位(政治内→公私二元下の私的領域)を促す.以降,社会集団は再構成されるが「抜け駆け可能」であり,政治は市場の円滑化のための社会資本整備(=利益誘導)に傾倒.2023/03/19

Go Extreme

1
社会史・日本の近代 近世社会の基本構造─領主・村・町 近世社会の解体─廃藩置県と地方制度の制定 文明開化・民権運動・民衆運動─移行期社会 景気循環と近代工業─資本主義の時代到来 小農経営と農村社会─農家とその社会集団 女工と繊維産業─家から工場へ 商工業者と同業組合─商工業とその集団 職工と都市雑業層─家なき働き手と擬制的な家 都市の姿─有産者の結合と都市計画 教育と立身出世─家の世界からの離脱 メディアの変化 政治の役割 労働組合と初期社会主義─個人→社会の問題 日露戦後の社会 日本近代社会の構造と展望2022/05/21

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