有斐閣ストゥディア<br> 地域・都市の社会学[固定版面]

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有斐閣ストゥディア
地域・都市の社会学[固定版面]

  • ISBN:9784641150959

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内容説明

身近な地域の生活に触れ,都市の問題を知ることから,社会学の世界へ入っていこう。都市問題や地域住民の課題,人と人の距離,排除や貧困など,具体的な社会問題について実際に手や足を動かして考えながら,社会学的センスを磨いていく新時代のテキスト。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

6
必要に迫られていろいろな教科書に目を通し、一番よかったのがこれでした。すでに完成された成果を紹介する教科書が多い中、著者たち自身も試行の途中にあるような議論を解説し、ともに研究しようという姿勢が見える意欲的な教科書だと感じました。とりあえず押さえておくべき必修概念なども紹介されてはいますが、効率的に学べるというのとは遠く、むしろ予備知識があった方が新しい発見があります。過疎地域におけるコミュニティ解放論も応用やスケボー愛好者に対するラベリング理論のプラスイメージでの適用など、触発されるものがありました。2025/04/28

バーニング

6
最初は地域社会学や都市社会学のテキストだと思ったが、「の社会学」とあるように地域や都市問題を通じて社会学するテキストだった。結果的に地域社会学や都市社会学入門にもなっており、身近な場所を通じて社会学想像力を働かせるための具体的な方法論に満ちた一冊だったと思う。そうした実用的な点も「教科書」としてうまくいっている。ぷはほ先生がコメントしているように、参考文献の案内も新旧多彩におりまぜており、自分が学生だったならすごく嬉しい一冊だなと思う。2025/03/01

ああああ

3
いまから半世紀前の1970年頃どういった「問題」と「コミュニティ」が結びつけられていただろうか。 当時の国会議事録を読むと,地方から大都市にとくに若い世代が大量に移動し、地方では「過疎」 大都市では「過密」そしてその双方で地域社会の「崩壊」が問題視されていた。2024/07/24

ぷほは

3
今のところ、このシリーズは外れがない。社会を捉える学問としての魅力は、゛不確かではあるが確かに「ある」としか言えないもの”を如何に社会事象として対象化するかという点が重要。そうした場合に「実感」から始めるのは「脱常識」を掲げていた時代からそう変わらないようにも思えるが、実はそうではなく、むしろそう簡単には脱することのできない日常の、隠れた分厚い制度と実践の背景への手触りを得るためのクラウチングブロックとして学生たちの「あるある」が利用されていることに注目すべきだろう。文献案内も最新/古典のバランスがいい。2022/11/06

Go Extreme

1
地域を実感する: 地域と都市はどのように実感されるか 地域・都市はどのように形づくられたか 空間と場所の問い方 地域に集まる力/世界に広がる力: グローバル化とどのように向き合うのか ナショナルなものと地域・都市 ローカル・トラックとは何か 地域・都市で生まれる社会: 都市の公共空間 都市の不平等はどのように進行しているのか コミュニティはどこから来てどこへ行くのか 地域・都市のこれから: 「限界集落」の「限界」はどう乗り越えられるか 地域・都市はどこへ行くべきか 創造と継承─都市の未来,都市の歴史2022/05/22

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