内容説明
定評ある入門テキストの改訂版。国際法の世界に初めて触れる読者向けに,平易なことばでわかりやすく解説した。国際法の全体像をつかむのに最適の一冊。重要な事件やトピックについて扱うコラムも充実。初版刊行以降の世界情勢の変化に対応した最新第2版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
awe
7
国際法の基本的な概念がわかりやすく説明されている。現在の国際法においては、その主体は国家に限られず、個人や法人、NP0等も想定されており、多様なアクター間の利害調整の道具としての側面が強くなってきていること、国際法にもいくつかの存在形式があり(条約や慣習国際法、法の一般原則など)、それぞれによって効力の範囲や程度が異なるということ、国際法と国内法の関係も様々なあり方が考えられることなど、色々と勉強になった。アナーキーとまでは言えないが、国家内に比べれば秩序が安定しづらい国際社会においては、いきなり成文化2023/02/11
Bevel
4
読みやすいかと言われればよくわからなかったけれど、とにかくまとまっているという感じ。いくつかの論点について調べる前に全体像を知るという目的には悪くないと思った。第二次世界大戦の傷跡みたいなのが大きいんだなとか、現代史を知らないと見えてこないところがあるなとか。特に、国際法の条件にあたる第五章まで(思想系の人間としてはちょっと物足りないけれど)と、人権・環境・経済に関しては楽しく読めた。2023/02/06
たろーたん
2
メモ。国際刑事裁判所(ICC)は、国際的な関心事である最も重大な犯罪を行ったものに対して管轄権を持つ。具体的には、集団殺害犯罪・人道に対する犯罪・戦争犯罪・侵略犯罪である。刑罰は、最長30年の拘禁刑罰が原則だが、終身刑を科すこともできる。また、有罪となった者に対して被害者への賠償を命じることもできる。「侵略犯罪」は締約国の領域かつ締約国の国民でないといけないが、侵略犯罪以外は締約国の領域か締約国の国民のどちらかであればよい。安保理付託になると、全ての対象犯罪で日締約国の否定薬国民でもOKになる。2024/10/21
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