内容説明
音楽はとかくメロディが注目されがちだが、実は「和音」が果たす役割も大きい。メロディのようにはっきりと「記憶」には残らないけど、「心」に残るのが和音である。和音によって「緊張」と「弛緩」が表現され、音楽の“表情”が一変する。和音がつくことで音の厚みが増し、音楽の響きが変わるのだ。和音とは音を重ねることだが、「1+1+1=3」にはならず、その魅力と快感は無限である。
本書ではその成り立ちや進化の歴史、国ごとの和音の特徴や違い、作曲家の和音の好みがわかる。
★一部の音がサイトで聴けるから、和音のおもしろさや重要性を実感しながら学べる!
目次
序章 和音ってなんだろう?
第1章 和音の基礎知識
そもそも和音とは何か?
和音の力は「1+1+1=3」ではない
和音の役割は「立体感」「サポート」「陰影」
他
第2章 和音の文法と性格
三和音の性格を理解する
音楽の文法を理解する
和音はまわりの音が大事
他
第3章 時代と共に変化する和音
西洋音楽の作曲家の分類
バロック時代の和音
数字付き低音(通奏低音)の登場
他
第4章 作曲家による和音の好き嫌い
作曲家たちが好んだ音楽表現
スクリャービンの「神秘和音」
巨大な手の持ち主ラフマニノフの和音
他
第5章 国ごとの和音の進化
邦楽には和音がない?
邦楽の五音音階とヨナ抜き音階
邦楽は西洋音楽とはまったく異なるもの
他
第6章 さまざまな和音
基本の三和音:長、短、増、減
三和音の使用例
進行によって変わる三和音
他
第7章 音楽に広がりを与える和音
調和の協和音と不調和の不協和音
アメリカ生まれのコード・ネーム
他
第8章 音楽の基礎知識
西洋音楽の出発点
音の三要素
他
第9章 和音のはじまりと進化の歴史
和音のはじまり:ピタゴラスの発見
倍音と和音の関係
他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
かわかみ
ganesha
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manabukimoto
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