動機のデザイン 現場の人とデザイナーがいっしょに歩む共創のプロセス

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動機のデザイン 現場の人とデザイナーがいっしょに歩む共創のプロセス

  • 著者名:由井真波
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • ビー・エヌ・エヌ(2022/07発売)
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  • ISBN:9784802512329

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内容説明

現場の当事者が主体者に変わるためのプロセスモデルを全解説

変化の激しい時代において「デザイン」は、専門家だけで進めるものではなくなってきています。著者は、長年にわたりデザイナーとして参画した地場産業や地域振興など「小さな現場」の仕事で、より本質的で力強い成果につなげようと模索する中から、このことを実感してきました。

「小さな現場」でデザインが求められるのは、変化が求められるときです。それには従来の、専門家による「カタチのデザイン」と、カタチの軸となる「価値のデザイン」だけでは不十分だと著者は考えました。個人事業主や地域コミュニティのメンバーなど、すべての現場の担い手がデザインを専門家任せにせず、共に参加し「自分ごと」にできれば、状況は大きく変わるのではないでしょうか。現場の当事者がデザインの「主体者」となることでデザインが活き、現場が活き、その総体として企業や地域に持続的な活気が生まれます。

本書は、すべての「小さな現場」に向けて、当事者の内にある「動機」を引き出す「動機のデザイン」について、ステップごとに詳しく紹介し、それぞれの現場で活かしてもらうことを目指します。

目次

はじめに

第1章 なぜ「動機のデザイン」なのか
小さな現場での仕事から/「専門家としてのデザイナー」の功罪/デザインの現場は、共創の中にある/人の動き方が変わると、状況が変わる

エピソード01 観光・まちづくりの取り組み

第2章 3つめのデザイン「動機」 ーカタチと価値を支えるデザイン
デザイン全体の見取リ図 ーデザインの本当の力を活用してもらうために/デザインという取リ組みの全体像 ー3つのデザイン/「動機のデザイン」とは?

エピソード02 地域密着型の書店としての魅力づくり

第3章 5ステップで進める動機のデザイン ー実践のポイント
プロセスから見る動機のデザイン/ステップ1 内外を観察する/ステップ2 現場を共有し、課題を設定する/ステップ3 仮説を立てる/ステップ4 自作して試してみる/ステップ5 結果を点検し、次へつなげる/1周を完走した当事者が、「主体者」となって次のサイクルへ踏み出す

実践事例 老舗和菓子店の取り組み

第4章 動機のデザインのリアリティ ー動き続ける現場から
実際はささやかなことの積み重ね/現実の仕事の中で進める難しさ/実践の場でのデザイナーの役割/進めていく中で気にかけていること/そして変化を起こせるように

第5章 「動機のデザイン」の先にあるもの ーデザインプロセスに表れる志向性
「動機のデザイン」のわかりづらさ/「動機のデザイン」を言葉にして/「動機のデザイン」は工学ではない/専門デザイナーと「実質デザイナー」/当事者の動きを誘発するデザイン/主体者が増えれば、クリエイティブ総量が増える/動機のデザインと学びの場

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

46
デザインという言葉は、とても幅が広い言葉だと思っているし、受け取り方も千差万別だと思う。有形無形を問わず、最終形だったり、そのプロセスだったり・・人が何がしかのことを考えたり、実行したりすること自体がデザインだと思う。そんな中で、そこに関わる人への視点がこれだと思う。当面のゴールにたどり着いたあと、それが継続するのか、或いは自走しながら変化していくのか、ここが大切だと思う。そこで考えるのが、関わる人の動機。きっかけを作る、小さく始め大きく育てる、相互の動機を関連づけるなど。今、まさに自分が考えていること。2023/05/12

カエル子

5
外部のデザイナーやリサーチャーが一時的あるいは部分的に手伝った結果を受け取って終わらせず、次へつなげ、その先はイテラティブに自分たちで動かしていけるようにするところまでを見据えて当事者たちの「動機」を醸成しながらデザイン活動を進めていくと良いよ!というどっぷり現場からのアドバイスが満載の一冊。著者自身も慎重にくり返し言っているが「動機のデザイン」という表現がやはり最後までモヤモヤするが代案はなし。「デザイン」という文言は外したくないのだろうしな…。2023/02/11

つきもと

3
本書の「動機のデザイン」は内的動機付けに近い概念に感じます。恐らくターゲットとしては形のデザインを担うデザイナー向けで、成功事例と当事者の主体性を引き出すのが大事ということが様々な表現で繰り返し書かれています。「内外を観察」してもうまくいかない時にどう工夫するかのアイデアを期待していた身としては物足りない内容でしたが、文章で表現できるものでもないのでしょう。もちろん本書が役に立つ現場もあると思います。2025/01/14

Go Extreme

3
なぜ「動機のデザイン」か: 専門家としてのデザイナーの功罪 人の動き方が変わる→状況が変わる 3つめのデザイン「動機」―カタチと価値を支えるデザイン: デザイン全体の見取り図 デザインという取り組みの全体像―3つのデザイン:カタチ・価値・動機 5ステップで進める動機のデザイン: 内外を観察 現状を共有し課題を設定 仮説 自作して試す 結果を点検→次へ リアリティ: ささやかなことの積み重ね 現実の仕事の中で進める難しさ デザイナーの役割 先にあるもの: わかりづらさ 言葉にして 工学ではない 学びの場2022/07/04

Go Extreme

2
https://claude.ai/public/artifacts/958863c5-81b6-4f17-8fb5-533d5db7e089 2025/07/04

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