マッピング思考―人には見えていないことが見えてくる「メタ論理トレーニング」

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マッピング思考―人には見えていないことが見えてくる「メタ論理トレーニング」

  • 著者名:ジュリア・ガレフ【著】/児島修【訳】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 特価 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 東洋経済新報社(2022/07発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
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  • ISBN:9784492558140

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内容説明

全米ベストセラー!

頭がいい人は、
地図を描くように情報を見きわめ、
スマートな「最適解」を導いている!

* * *

「判断力が優れている人」とは、どういう人のことを指すのだろう?

ぱっと思い浮かぶのは「知的である」「頭の回転がいい」
「勇気がある」「忍耐力がある」などではないだろうか。

なかでも特に重要なのが、本書のテーマ「マッピング思考」、
「物事をまるで地図を描くように“俯瞰的に”とらえようとすること」だ。

たとえば…、

●自分の間違いに気づき、死角を探し、仮定を検証し、軌道修正ができる。
●「あの議論では私が間違っていなかっただろうか?」
「このリスクを取ることに価値はあるのか?」といったことについて目をつぶらず、率直に自問できる。
●思い込みではなく、事実とデータにもとづき、曇りのない目で物事を判断する力がある。

あなたはこういったことが、自然とできているだろうか?

物理学者の故リチャード・ファインマンいわく――
「自分に嘘をつかないことは、なによりも重要だ。だが、自分ほどだましやすい人間はいない」。

そう、私たちの判断力を妨げているものは「知識」ではなく「態度」なのだ。

近年、認知科学の研究から明らかになっていることは、
人間は自分の欠点やミスを認めるのがおそろしく下手だという事実である。

人はすぐに希望的観測に逃げ込み、
偏見や信条を肯定するような証拠だけを見つけようとする。

しかし、自分の思い込みから脱出し、真実に向き合って行動するときに何が起こるか、
その成功から何を学べるか――これが、本書のテーマである。

目次

はじめに
バイアスのワナから抜け出し、判断の精度・確度を上げる「マッピング思考」
PART1 なぜ「マッピング思考」が重要なのか
1章 人生を左右する「2種類の考え方」
2章 99%の人が「自分の壁」を壊せない
3章「真実を見抜く目」を身につける方法
PART2「思考の地図」を検証し、行動する
4章 知性の高い人がおちいる「認知バイアス」
5章 物事を「メタに見る」5つのトレーニング
6章「最適解」を、さらに1歩引いて見る
PART3「ピンチ」で問われる資質
7章 いざというとき「ポジティブ思考」に頼らない
8章 それでも賭ける価値があるか
9章「謙虚さ」が強烈な影響力をもたらす
PART4 「頭のなか」をアップデートする
10章 「正しく」間違える方法
11章 「漏れ」「欠け」「穴」の見極め方
12章 「エコーチェンバー」という怠惰な誘惑
PART5「私の意見」を軽くしておく
13章 「思考」はいかに「その人自身」になるのか
14章 「こだわり」を捨て、「視点」をしなやかに保つ
15章 「マッピング思考」は“行動のエンジン”
おわりに
地図を描くように、視点を大きく、高く持つ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしたけ

60
「自分は客観的」と思うほど直感や意見を信じ、疑うことに抵抗を覚える。研究者/専門家でさえ望む答えを得ようと、意識・無意識に解析結果を都合よく解釈する。本書はこれらを防ぐ思考法を紹介。ダブルスタンダード・テスト:個人や集団を他と違う基準で判断していない?部外者テスト:他人ならどう考える?同調テスト:他人が意見を変えても意見同じ?選択的懐疑主義テスト:証拠が反対意見支持の場合にどう感じる?現状維持バイアステスト:現況が今と違っていたら、積極的にそれを取り戻そうとする?決断ミスを減らせること請け合いの良書。2022/12/31

あつお

15
戦術より戦略を重視する本。 戦略的思考の重要性を教えてくれる本である。本書は、エコーチェンバーの危険性を説き、他人の意見を深掘りすることの重要性を説く。未来視点を持つことのメリットも強調しており、長期的な判断が可能になると教えてくれる。この本を読むことで、古い思考を捨て新しい戦略的思考を取り入れる勇気が湧き、日常生活の中で自分自身の思考パターンを見直す機会を得るだろう。読者にとっても、より良い選択ができるようになることでしょう。2024/06/24

まゆまゆ

13
地図を描くように俯瞰的に捉えようと考える「マッピング思考」を解説していく内容。思い込みによる脳のバイアスを外すための思考実験の繰り返しによって、知識ではなく態度で決めてしまう判断力を鍛えよう。自分のアイデンティティを強化しようとする行動は現実世界においてほとんど影響を及ぼさない。もっと自分自身を軽く考えて良い。2022/10/20

しみー

10
自分を守るための守りの思考ではなく、地図をつくるように俯瞰して考えるマッピング思考を持とうという本。人は生まれつき守りの思考を持ってしまっているので、自分にどんなバイアスがかかっているかを自問自答してみたり、自分と違う意見にも耳を傾けてみたり、その違う意見を聞いて自分の意見をアップデートしたり、など豊富な事例を基に解説している。ちゃんと理解した上で俯瞰して見れば、少々の理不尽は受け入れられるようになる。2023/01/08

リットン

7
そういうのやっちゃうなぁって感じだった。最後の思考や考え方が、その人のアイデンティティになっている場合があって、その際は否定されると怒ったり激しく反論したりかえってその思想を強めたりというのはたしかに、と思った。そうならないようにも自分のアイデンティティを軽くしよう、という考え方はなるほど、と思った。逆に、よい習慣をアイデンティティにしてしまうという方法は確かにありだな。予言の自己成就のように、あなたは朝起きれる人だなどを伝えてアイデンティティにしていくのは、それがほめて伸ばすということなのかもと思った2022/08/06

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