ハーパーコリンズ・ジャパン<br> ダボスマン 世界経済をぶち壊した億万長者たち

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ハーパーコリンズ・ジャパン
ダボスマン 世界経済をぶち壊した億万長者たち

  • ISBN:9784596708328

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内容説明

「ダボスマン」=スイスのダボスで例年行われる
世界経済フォーラム総会(通称ダボス会議)に集う、
名だたる億万長者たちの呼称――


ノーベル経済学者スティグリッツ教授、大絶賛!

・パワーエリートの集会「ダボス会議」のリアル 
・ステークホルダー資本主義の不都合な真実
・脱炭素<<<<<脱税
・パンデミックで肥えたのは誰か?
・彼らがベーシックインカムに賛成する理由

Amazon、ブラックストーン、JPモルガン、セールスフォース、ブラックロック…ダボスのスターCEOが多数登場。

グローバル資本主義の「今」と「未来」を正しく読み解くための、21要素。


・過去40年で、アメリカ人の1%の最富裕層は総計21兆ドルの富を獲得した。一方、下半分の層の資産は9000億ドル減少した。

・最も豊かな10人の超大富豪の財産を合計すると、最も貧しい85カ国の経済規模を上回る。

・ダボスマンは、世界各地の租税回避地(タックス・ヘイブン)に約7兆6000億ドルを秘蔵しており、これは全世界の家計収入総額の8%に達する。その大半は未申告で、各国税務当局の手が及ばない。


パンデミック後の新しい時代に得るべき知見が満載の、経済ノンフィクション!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつJapan

16
【良かった】本書を信じるとして、 ● ダボスマン=賢人の集団、と思っていた認識を改めさせた書。 ● 慈善事業等で存在案を示す彼らですが、租税回避やロビー活動によるそれ以上のえぐい富の貯え方の数々。 ● 民主主義が対ダボスマンの、地道ですが1つの対抗策。ベーシックインカムも。 ● 章を進めるに従い、結構なボリュームの調査・取材の裏付けにより書かれたのがわかる本。 ● 欧米が主な舞台ですが、日本にもダボスマンの望む世界の気配が感じられるため、読んでおいたほうがいい本。2022/10/18

星落秋風五丈原

15
ダボスマンって何だかヒーローっぽいネーミングだが内幕は全然違う。2022/09/06

はやたろう

13
世界経済フォーラム、ダボス会議に集う億万長者(ダボスマン)たちの生態とその悪事を糾弾する。著者の言うことを鵜のみにするしかないが、悲しい事実。ダボス会議は、世界の問題を世界経済に影響力を持つ人が集まって、それを解決していくものと認識していただけに、それはあくまでも、世間に対しての、自分たちは世界のためにこんなことをしているというポーズというだけで、我欲のために集まっているのだと。自分の財を守り、増やすためにあらゆるロビー活動で、それを阻もうとする法規制を捻じ曲げていくのだと。怒りと悲しみで絶望した。2024/03/10

DEE

12
ダボスマンとは世界経済フォーラム総会(ダボス会議)に出席する超富裕層たちの呼び名。表向きは世界経済の発展がその主旨だが、実情は政策を変えさせてまでも自分達に富を集中させ、税から逃れ、さらにはパンデミック時においても容赦なく搾取し利益を積み重ねる。読んでいて暗澹たる気持ちになるのはもちろん、あまりにも規模が大きすぎてピンとこない部分さえある。今の格差はダボスマンたちによって作られた不当な格差という面もかなり大きい。とても読み応えのあるドキュメント。2022/07/28

モーモー

8
アメリカ型の資本主義が進むと、強いものがより強くなってしまう世界。 政府が不平等をなくすために分配をする必要があるが、現実は弱いものに負担させ、強いものがより強くなるための法律をつくっている。 このままではどんどん生きづらい世の中になってしまいますね バイデンがやっていることは正しいよ!民主党、頑張れ!2022/11/15

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