内容説明
雑草に学ぶ、予測不能な環境を生き抜く知恵 究極の戦略は競争を避けることである。
雑草は「踏まれても立ち上がる」たくましいイメージがあるが、じつは弱い植物だ。
なぜ弱い植物がはびこることができるのか。
競争しない、じっと我慢もしない、踏まれたら立ち上がらない。
雑草は知恵と工夫で環境に適応し、逆境を巧みに利用して生き残る。
弱者の戦略は、ビジネスにも、生き方にも通ずる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えっくん
32
★★★☆☆雑草は決して強い植物ではないにもかかわらず、ルデラル(弱者の戦略)な生き方を選択したことで生き残っているそうです。強い植物が生存できないような敢えて不毛な環境を選択し「競争しない」「変化に順応できる」ニッチな生き方に、人生やビジネスとしてもヒントがあるかもしれません。高温多湿な環境下で生育する雑草とともに生きてきた日本人は戦国時代には雑草を家紋に採用する武将も多かったそうです。変化を取り入れる、逆境に適応する姿にルデラルな生き方や価値観こそ、日本人の中にある雑草魂に共感するものがありました。2022/11/29
tdyskd
1
夏を土の中で過ごすタンポポの戦略は、「冬眠」ではなく「夏眠」と呼ばれているとは初めて知った。2023/07/03
ゼロ投資大学
1
雑草は何をしても生えてくる生命力の強さから強い植物と認識しがちであるが、独自の生存戦略により種を繋いできたことが理解できる。強者と大きなステージで戦っても、まず勝ち目はないので、自分が戦える領域を見極めて成功させることが大切だ。2022/10/28
fuku-fuku-fukui
0
生きていくためには、雑草には雑草の戦略があり、それから学べることはとても多い。そして人には住んでいる場所の自然環境から生まれる特有の考え方があり、それを生かすことが大切だと思う。この本で学んだことを仕事や生活の中で活用したい。2022/08/18