世の中への扉<br> 世の中への扉 弁当づくりで身につく力

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世の中への扉
世の中への扉 弁当づくりで身につく力

  • 著者名:竹下和男【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2022/07発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062179522

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内容説明

いま全国の小・中学校や高校にまで広がっている「弁当の日」を知っていますか? 
親は手伝わず、子どもたちが自分でつくった弁当を持って登校する日のことで、2001年に香川県の滝宮小学校で始まり、いまでは全国47都道府県の約1000校で実践されています。
自分で献立を考え、材料の買い出しから調理、弁当箱詰め、後かたづけまで「ひとり」でこなしてつくる。
そんな弁当づくりの体験をつうじて、子どもたちは自己を肯定し、親への感謝の気持ちを持ち、食べ物と命の大切さに気づきはじめます--。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっこ

43
全国で取り組みが広がっている(らしい)お弁当の日。小中学生が一人で献立を考え、調理し、片付けまで担当します。著者である校長先生が独断、見切り発車で企画したのが始まりとか。正直自分がここの保護者や職員だったら、『はぁ???』ってなったと思う(笑)とは言えこの取り組みは素晴らしい!冒頭にあった《家庭でのくらしの上に地域でのあそびがあり、その上に学校•塾でのまなびがあるのがあるべき姿。でも社会の変化によって、その構造が崩れている》という内容にも共感。くらしの上にあそび、あそびの上にまなび。忘れないようにしたい。2021/09/09

それいゆ

17
決められない政治が批判されています。教育の場でも同じで、従来のやり方を踏襲することほど簡単で楽なことはありません。変えようとすれば必ず反対・非難されるのが当たり前なのかもしれません。そんな中、竹下先生は新しい取組に挑戦することを決断し、成果を上げ支持されました。かつて私のもとに、彼の最初の著書「弁当の日がやってきた」が振込用紙とともに送られて来たことがあります。押し売りみたいですが、私は喜んで代金にお礼のメモを添えて返信しました。弁当の日の取組は画期的です。さらに発展して広がっていくことを願っています。2012/12/04

Humbaba

16
新しいことを始めようとすれば,まず目につくことは危険なことである.それがやらなければいけないことであれば何とかしようという気持ちにもなるが,付加的な仕事であれば回避しようという方向に働いてしまう.だからこそ,トップの人間が相談ではなく決定という形で通達することで実現する.無論,これは危険の伴う方法であり,この方法で全てがうまくいくわけではないが,何かを成し遂げるための有効な方法の一つである.2013/04/03

風里

11
面倒くさいんだけれども、良い取り組みだと思う。 昔アレルギーでた食べられない卵を弁当に詰めていた母親に入れるなと言って弁当を投げつけられてことを思いだしてしまった。 今は夫の弁当を作っているけれど、次から気持ちをもうちょっと込められる様になりそう。2012/11/16

iku

9
月に1回、自分で作った弁当をもってきて食べる「弁当の日」。この取り組みを通して、大きく成長する子どもたちと、子どもたちだけじゃなくて、教師や親も得られるものが大きいことに、とても考えさせられる。今の時代「学びの時間」「遊びの時間」「暮らしの時間」のうち、ダントツで暮らしにさかれる時間が少ない。それを取り戻す試み。様々なエピソードに、結構やられます。2014/08/21

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