点滅するものの革命

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点滅するものの革命

  • 著者名:平沢逸【著】
  • 価格 ¥1,463(本体¥1,330)
  • 講談社(2022/07発売)
  • 光る紫陽花!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/7)
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  • ISBN:9784065288443

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内容説明

第65回群像新人文学賞受賞作!多摩川の河川敷で、五歳の「わたし」の目が映す、ひと夏の奇跡。鮮烈な才能を記すデビュー作。
未解決事件の報奨金目当てに、多摩川の河川敷に通って拳銃を探す父ちゃんと、雀荘のママ鈴子さん、失恋を引きずる大学生レンアイ……。はぐれものたちが集まる岸辺で、記録され得ない時間が立ちあがる。

「なんの意味もない人間が、なんの意味もない場所に、なんの意味もなく集まって、なんの意味もない言葉を発する、という私たちが普段やっていることをそのまま描いておもしろいという稀有な作品」――町田康氏

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

かみぶくろ

44
3.5/5.0 河原の情景を五感フルで描写していく力がすごくて、こんな風に世界を見れたら豊かな人生だろうなと思えた。俗っぽい人物たちの俗っぽい会話も心地良い。ただ話がどこにも展開していかないので、終始ふんわりとした退屈感があった。2024/04/28

名古屋ケムンパス

44
父親の背に負われるような年齢5歳の「わたし」が六郷橋付近の河川敷で見た心象風景が描かれます。雀荘のママや失恋の大学生など登場人物の存在感は極めて希薄なのに、逆に、この世にこれ以上に存在意義を求められることの必要性を問われているようでハッとしてしまいます。著者の今後に興味津々です。2024/03/17

いっち

34
来年小学生になる主人公が語り手。来年小学生とは思えない語りに最初は戸惑うが、次第に慣れることに諦める。父親は多摩川の河川敷に毎日通い、銃を探している。銃は父のものではない。拾って報奨金をもらおうとしている。河川敷で父親は、雀荘のママや失恋した大学生などと、たわいもない会話をする。何か大きなことが起こるわけでもないが読めてしまう。会話が面白く、河川敷の描写が丁寧。語り手である主人公のセリフを書かない選択と、それができる技術。それらも良かったが、一番良かったのはビートルズの「レボリューション9」を知れたこと。2022/12/18

カノコ

29
多摩川の河川敷に集う大人たちを、五歳の少女が語るひと夏の記録。報奨金目当てに拳銃を探す父ちゃん、雀荘のママ、失恋を引きずるレンアイなど、登場する大人たちはみんな割と ”駄目” 寄り。煙草と金とセックスの話。少女の目線は浮遊している。嗅覚、視覚、触覚、色々な感覚がごちゃまぜになっていて、読んでいるうちにわけが解らなくなる。切り取るべきシーンを捨て、どうでもいいことばかりを綴る得体の知れなさ。何も起こらない、というそのこと自体が価値になっている。これほど存在感が希薄な作品を読んだことがないかもしれない。2022/09/25

Fondsaule

25
★★★☆☆ 5歳か6歳ぐらいの女の子、「ちーちゃん」の目線で物語が進む。 というか進行はあまりしない。 多摩川の川原で土を掘る父親、雀荘のママ鈴子さん、父親の飲み友達レンアイを中心に、音楽、絵画、麻雀、その他色々な会話を、雑多なままに味わうことになる。2022/08/03

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