ノックがとんとん

著者名：にしかわおさむ

PHP研究所（2022/07発売）

• ISBN：9784569686943

内容説明

森のそばにある古い空き家には、おばけ、いぬ、ねこ、おんどり、やもりが住みついていました。ある日、この家に一人のおじいさんが引っ越してきました。一人ぼっちのおじいさんは、長い間貯めたお金でこの家を買ったのです。のんびり暮らしたいと思っていたおじいさんは、動物たちを追い払いました。それから、家を掃除してドアをピカピカに磨き、誰にも触られないようにしました。一年が過ぎたころ、おじいさんの望みどおり、誰もドアをノックすることはありませんでした。しかし、近頃のおじいさんは元気がありません。そんなある日、とんとんというノックの音が聞こえ、おばあさんが訪ねてきました。おばあさんと出会い、人と接することがうれしくなったおじいさんは、自然と優しくなりました。そして、今までの自分を反省し、森へ追い出したみんなを呼び戻しました。にしかわおさむ先生のやわらかな絵と色合いが、優しい気持ちにさせてくれる一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちょこちょこ]

5歳7ヶ月の息子に読み聞かせ。やっぱりひとりぼっちは寂しいよね。最後はみんなでワイワイ楽しそう。

2019/08/24

[さる]

読み聞かせ ストーリー展開はありがちな話だけど、なんとも可愛い話。読んでる親はこうなるだろうなと予想していたけど、聞いていた息子は「えっ！」とかなりビックリした様子（笑）ラストはこれまた息子には驚きだったようで、俺にはもっと分かんないよ！と（笑）なんとも子供の反応が楽しめる絵本でした♪

2015/09/12

[ﾛｲﾔﾙﾐﾙｸﾃｨ]

ひとりぼっちより、みんながいた方が楽しいよね。

2021/12/17

[ねがい]

気の良さそうなおじいさんと思いきや、いきなりの暴言（笑）そしておばあさんが来てからの変わりっぷり。ハッピーエンドも合わさって、なかなか楽しかったでした。

2011/10/06

[noko]

森の中に忘れられた一軒家がありました。そこには、森の動物達や、おばけが住み着いていました。ある日、ちょっと頑固なお爺さんがその家に引っ越してきました。そして、住み着いていたみんなを脅かして追い出してしまいます。しかし、森の奥深くで一人ぼっちというのは、とても寂しい。たまたまお婆さんがやってきて、お爺さんに良い変化が現れる、そんなお話です。表紙がおばけが描いてあるので、おばけが沢山ストーリーに絡んでくるかと思いましたが、アッサリした登場でした。心温まるストーリーです。

2020/10/09