内容説明
人間は、人跡未踏の大自然に身をおいたときに、どのような行動をとるのか。氷壁とフィヨルドの海岸に囲まれたグリーンランドで、地質学者は、何を見、何を感じたのか。地球科学とネイチャーライティングを合体させて最高のノンフィクションとたたえられたジョンバロウズ賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
10
アイスランドはTV番組で紹介される機会もあるが、グリーンランドでしかも地質の調査とマニアックだが今まで読んだことが無いタイプの本。 人類未踏の極限の大地という見開きに惹かれるのだが、写真は冒頭と真ん中の白黒画像が2枚のみ。 しかし学者とは思えない丁寧な文章で、極寒の荒野を3人の地質学者がどのように調査してどのように感じたかを描いてるのだが大変リアル。 地質のことばかりではなく、白夜をさまよったり苔を調べて口にしたり、ライチョウやハヤブサとの出会い、アザラシを狩って食したりと幅広くて興味深く読んだ。 2022/09/04
Kaname Funakoshi
2
グリーンランドの地質調査。グリーンランドで9億年より前の大陸の衝突の痕跡を確認しようとし、30億年前の岩石があることを確認したという話。地球時間的にも壮大だが、グリーンランドの風景の描写も壮大2022/12/29
COPEN
2
未知の世界を少しだけど知ることができた。2022/12/12