ちくま文庫<br> 新編 おんなの戦後史

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ちくま文庫
新編 おんなの戦後史

  • 著者名:もろさわようこ【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 筑摩書房(2022/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784480437761

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内容説明

フェミニズムを知るために必読。女性史研究先駆者の代表作を新編集。底辺の視点からの女性民衆史。「おんなの戦後史」の項では戦時中に女性たちが進んで戦争協力をしてしまったことを起点とし、戦後婦人運動、70年代ウーマン・リブの出現等。他の項では、古代の母権考から、米騒動、婦人労働者等について。平塚らいてうらの人物伝も。96歳著者の書き下ろしも収録。

目次

文庫版まえがき
おんなの歴史と現代の問題点
おんなの戦後史
戦争の共犯者
性の犠牲
売春婦たち
たけのこ生活
婦人団体の誕生
政界の新参者
地方政治への参加
子を産む自由
かまどの改善
PTA
平和運動
〝主婦〟論争
売春防止法
女子学生亡国論
結婚退職制・若年定年制
部落解放
老後
ウーマン・リブ
戦後婦人運動への衝撃
性解放は女性解放か
「女らしさ」がねらうもの
おんな・百年
王政復古と女たち
一揆や惣休と女たち
開明政策と女たち
良妻賢母
政治活動と女たち
米騒動と女たち
キリスト教と女たち
社会主義者とその母
社会主義者の妻
婦人労働者
革命と性
女いまむかし
女神たち
結婚のかたち
多妻考
嫉妬考
母権考
防人とその妻
防人とその母
機と女
藤衣・麻衣
もめん
税と女
美女
才女
女武者
後家
悪女
売春考
嫁・姑
伝記と女
平塚らいてう著『元始、女性は太陽であった』(上下)
平塚らいてう逝く
ボーヴォワール著『第二の性』
女性史の側面──長野県の場合
単行本あとがき
文庫版増補
私にとって国家とは
沖縄おんな紀行
歴史からみた部落差別
光を放つ人たち
元始の女をたずねて
差別の歴史とおんな(講演・抄)
わが女性史と沖縄
沖縄、わが原点
「歴史をひらくはじめの家」
いのち光りあう出会いをもとめて
文庫版あとがき
出典
編者解説 河原千春
解説 斎藤真理子
略歴

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

石井千湖

1
「Oggi」4月号で紹介しました。語り口はやさしいけれど、読みながら自分のことも問われているように感じる本。2022/02/26

xxx

0
戦争体験を経た筆者による日本女性史。「社会において男の人権が確立されていないとき女の人権が無視される」とし、女性差別と男性の無権利状態を表裏一体のものとして語る。1970年代の論考だが、人間を利益追求の道具としてのみ見なす現代資本主義への痛烈な批判となっている。今でも「国のため」「組織のため」という名目で男女双方自我が剥奪されているため、ジェンダー問題は解決されない。男を単に仮想敵攻撃するフェミニズムは無意味だ。女性ひいては男性の自律を促し、利益を産む道具としてのみ人間扱う社会にこそ問題提起すべきである。2022/01/03

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