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内容説明
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ESGとは「Environment」（環境）、「Social」（社会）、「Governance」（企業統治）のことです。これら3つの軸で企業を評価し投資することを「ESG投資」と呼び、日本では2017年に年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）がESG投資を開始したことで、主に投資家の注目を集めてきました。言い換えれば、ESGに取り組むことがこれからの企業には求められるのです。ESGと近い文脈で語られるSDGsが国や社会全体が目指す目標であるのに対し、ESGは企業が行う具体的な手段といえます。株主の利益だけを追求するのではなく、社会や環境の利益となるような事業を行うことで、企業の価値が上がり、結果としてSDGsの達成にもつながる取り組みがESGです。昨今はSDGsの浸透に後押しされるような形でESGに取り組む企業も増えており、ESGに取り組むことが「投資家」「就活生」「顧客」などから企業が選ばれる条件、言い換えれば企業が持続する条件といっても過言ではない状況になりつつあります。本書は、ESGによってステークホルダーから「選ばれるビジネス」を行うための入門＆実践書です。具体的な事例を紹介しながら、本書オリジナルのフレームワークで読者自らESGの推進度を自己評価できる仕組みになっています。ESGってなに？という人から、実際どうとりくめばいいの？という人まで、多くの場面で本当に役に立つESGのバイブルです。
目次
表紙
はじめに
CONTENTS
Chapter1 なぜ今「ESG」なのか？
地球と社会の視点から企業の役割を考えてみる
企業の本質を見直すときが来ている
ESGは地球と社会の要請
これまでの企業の在り方を考える
これからの企業に求められているもの
ESG Column 地域でESG経営に取り組む中小企業
Chapter2 ESGとこれからのビジネス
ESGで持続可能な企業になる
ESGの成り立ちから世界の課題が見えてくる
世界で広がるESG投資
ESGは投資家だけのものではない
私たちの意識の変化とESG
世界の考え、日本の認識
責任あるビジネスと企業の社会貢献
ESG Column 視点を変えることで見えた新しい経営
Chapter3 ESGがつくりだす新たな企業価値と存在意義
ESGが新しい企業価値をつくる
パーパスが重要
パーパスが共感を生む
ESG経営を支えるパーパス
パーパスの見つけ方
「共創」から未来が生まれる
関係者から応援される企業になるために
Chapter4 全社で取り組むESG
ESG経営は全社員の羅針盤
大きく広がる「G」の役割
カギは「People」にあり
それぞれの役割を理解しよう
支援活動のESG
主活動のESG
Chapter5 ESGの取り組みを自己評価する
ESG経営を進めるには
情報開示の指標づくり
これからのESG指標
自社のESG推進度を見つめる
企業のための新しい自己診断フレームワーク
これまでの企業の在り方をふりかえ
ESG Column 診断ツールの活用で自社のESG浸透度をチェック
Chapter6 事例に学ぶESG 経営
ESG経営の取り組みを知ろう
事例 1 エーザイ株式会社
事例 2 オーステッド
事例 3 オールバーズ
事例 4 下川町
事例 5 Salesforce
事例 6 株式会社セコマ
事例 7 株式会社チェンジ・ザ・ワールド
事例 8 不二製油グループ
事例 9 株式会社プラス（産直市場よってって）
事例10 南三陸ワイナリー株式会社
事例11 銘建工業株式会社
事例12 雪ヶ谷化学工業株式会社
事例13 梼原町
ESG Column 創業時から進めてきた実質本意のモノづくり
おわりに
索引
著者プロフィール
奥付
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