集英社新書<br> 北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実

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集英社新書
北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実

  • 著者名:有田芳生【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 集英社(2022/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784087212174

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内容説明

小泉訪朝から20年。
なぜ解決できなかったのか?

◆内容◆
2002年9月、小泉純一郎氏が日本の総理として初めて北朝鮮を電撃訪問し、金正日委員長が拉致を認め、5人の被害者が帰国を果たしてから20年。
小泉訪朝当時、日朝関係は大きく改善するかに見えた。
だが、その後交渉は暗礁に乗り上げ、拉致問題解決を重要課題としていた安倍長期政権、続く政権でも進展がない。
国会の「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」等でこの問題に尽力してきた著者はある文書を入手。
そこには拉致の実態、北朝鮮での生活等が詳しく記されていた。本書は極秘文書の内容を分析し、日朝外交を概観することで問題が解決に進まない原因を指摘。北東アジア安定のために何が必要かを提言する。

◆主なトピック◆
第1部 極秘文書
◎政府の「極秘文書」を分析する
◎安倍総理は、なぜ「極秘文書」の存在を否定したのか
◎はじめて明らかになった日本人の名前とは
◎「極秘文書」はこうしてつくられた
◎拉致被害者の実数を推測させる管理番号
◎横田めぐみさんが拉致された理由
◎横田めぐみさん安否情報の真偽
◎「極秘文書」は外交でどう活用されたか?
第2部 外交の問題
◎歴史的な訪朝はどのように実現したか
◎いまも語られる「拉致の安倍」神話の真相
◎民主党政権の挑戦と失敗
◎日朝「ストックホルム合意」への道
◎幻の「安倍昭恵さん訪朝計画」
◎拉致問題は解決できるのか
◎残留日本人、「日本人妻」、日本人墓地
◎風化していく拉致問題
◎問題解決への私の提言
解説 高世 仁(ジャーナリスト)

目次

はじめに
第一部 極秘文書(第一章 政府の「極秘文書」を公開する
第二章 横田めぐみさんは「極秘文書」にどう書かれているか)
第二部 外交の問題(第三章 拉致問題解決への道筋を検証する
第四章 拉致問題は解決できるのか)
おわりに
解説 高世 仁
北朝鮮 拉致問題関連年表
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masakazu Fujino

10
拉致問題の現状と課題がよくわかった。とてもいい本である。2022/07/08

百式改(公論サポーター東海)

9
拉致問題に関する安倍神話も作られたもののようだ。 皇統問題も拉致問題も何が有っても解決しようと言う気概が政府政治家に感じられない。 政権が内政問題にしてしまっているのも同じ匂いがする。拉致問題に関しては支援団体が圧力団体になってしまっては心ある政治家も離れてしまうのは無理もない。少数の差別主義者が解決に向けての障壁である点でも皇統問題とよく似ている。 主義主張は異なるが、拉致問題 統一教会問題に関しては有田氏を全面支持する。2023/06/18

アーク

4
北朝鮮の拉致被害者が日本とかの国の双方からいかに冷遇され続けているかがよく分かる。小泉政権でやっと認知された拉致問題が、その後のアベ政権で有耶無耶にされ、かつネトウヨのヘイトの材料に利用されるなんて、拉致被害者はどこまでも報われないね。そして有田芳生氏が極秘文書を解き明かしていき、日本政府がひた隠す被害者についても触れてみせるのは、ジャーナリスト魂を見た思いだね。一日も早い拉致被害者の解放を願う。2022/10/03

4
安倍路線では選挙に勝つことができるが、拉致問題は永久に解決しない。不誠実極まりない「拉致の安倍」をファクトをもって淡々と描く。2022/07/01

猫柳

2
小泉政権を最後に、どうも拉致問題に進展が見られないと感じてはいたが、単純に報道の機会が減ったことでそう感じてるだけかもしれないとも思っていた。しかしそれは間違いだったようである。本当に進展していなかった。その根底として、日本の外交には「説得」と「戦略的枠組み」が欠けているからだという田中氏のコメントを、著者は引用している。国連加盟国で唯一国交を結べていない北朝鮮と国交を実現することが拉致問題解決だけでなく、同様に最重要課題である朝鮮半島非核化の実現に繋がると理解した。2024/05/08

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