内容説明
「40歳まで遊撃手を守る」「試合に出続ける」という目標をみごとに体現したプロ野球人生18年間。
NPB歴代2位の1939試合連続出場、遊撃手としては歴代1位となる667試合連続フルイニング出場という輝かしい軌跡を辿るとともに、誰にも言わなかった苦悩の日々を初めて本書で明かします。
さらに、プロ野球という個性派集団の中で“ポジション”を守り抜いた著者ならではの思考・発想も紹介!
目次
序章 野球やめます
第1章 やめない理由
第2章 やめる理由
第3章 職業・プロ野球選手
第4章 家族
第5章 極言
第6章 はじめる理由
終章 やめないこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
74
需要があるからだが、引退した鳥谷選手が様々なメディアにこんなに出てくれるイメージはなかった。鳥谷さんいわくスケジュール帳がとんでもないことになっているらしい。 本書では、現役時代に考えていた事、心がけていた事、色々な場面の真相、家族の事、人生における考え方、これからの事余すことなく語られる。鉄仮面(・o・;)を外した素顔の鳥谷敬だ!2022/10/12
きみたけ
60
阪神タイガースで16年間、その後ロッテマリーンズで2年間プレーし2021年に引退した鳥谷敬選手。ゴールデングラブ賞5回、ベストナイン6回、1939試合連続出場など、数々の記録を達成。 プロ野球人生18年間の軌跡と揺らぐことのない信念、そして仮面を外した素顔の鳥谷敬が垣間見れる一冊。グラウンドで感情をあらわにしない理由や晩年に襲いかかった苦悩、メジャーリーグへの想いなど、ご本人の口から赤裸々に語られています。個人的にはタイガース退団の裏事情が理解できてスッキリしました。2023/06/19
さくらっこ
38
阪神に入団当初から独特の雰囲気を持っていた。開けっ広げな関西人とは一線を画す品の良さと自分をしっかり持っていること。最後までタイガースの雰囲気になじまなかった気がするが、引退した今も大人気だ。それは彼の内面からにじみ出る人柄ゆえではないかと感じた。引退した選手達のセカンドキャリア支援を考えているのは意外だった。誰かがやりそうで誰もやっていない。きっと引退直後に奥様から言われた一言が影響してるのだと思う。「どうせ注目されるのは今だけだから、何でもやってみたら」これからも野球界に貢献してくれることだろう。2023/02/11
ま
34
何事もしっかり準備して自分で選択する、というブレない考えの持ち主。自分で選んだ結果の失敗と人に決められて実行した結果の失敗とでは雲泥の差ということ。鉄仮面を「被っていた」とのことだが、冷静さは常に保っていて本著にも人となりがにじみ出ている感じがして面白かった。2024/01/11
ドリル
18
★★★2022/11/24