内容説明
ヨットレースの最中、髪の毛一筋ほどのきわどさで目撃した落雷の恐怖と眩さ。海面下23メートルに広がる豪奢な水中天井桟敷。杭打ち機の何千トンという圧力を跳ね返すぼろぼろのされこうべ。ひとだまを捕獲する男。冷たい雨の夜に出会ったずぶ濡れの奇妙な男。かけ替えのない弟裕次郎の臨終の瞬間。作家の人生の中で鮮烈に輝いた恐ろしくも美しい一瞬を鮮やかに切り取った珠玉の掌編40編。(解説・福田和也)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
彩
9
ショートショートはあまり好まないので、星新一以来2作目(゜゜)私(27歳)が知ってる慎太郎さんって、極端なことばっかり言ってる政治家オジイチャンなんだけど(・∀・)薦められて読みましたが、作家としての彼の視点はこんなにも冷静なんですね。飾り気もなく、変に達観でもなく、故に年長者の説教くささもなく、見たこと感じたことをそのままストンとこの本に落とし込んでる感じ。聖者の話を聞きたい人がこの本を読んでこき下ろすのはお門違いかと。あ、私は作家・石原慎太郎のことは好きになれるかもしれない、と思いました。2015/01/24
Cana.t.kazu
8
青春時代と弟ながら大ファンでもある裕次郎さんが書きたくて書かれたのかなと思えた作品です。 2024/10/21
ヤエガシ
6
石原慎太郎氏のショートショート集。超自然的な話と、海にまつわる話がほとんどで、どれもとても健康的。政治家をやったことで、他の愚痴っぽい作家と違って、特異な作品を世の中に送り出すことができたんでしょうが、その政治家としての活動や発言のおかげで、作品に興味を示してくれる人の数が限られてしまっているようなのが何とも残念。2015/12/03
訃報
6
敵のことは知っておかねばと思いあえて読んだがどこにも才能が見出せなくて安心しました。体験自体はたしかに貴重で面白いものなのだろうけど、それを見る目は凡人そのもの、かといってヘミングウェイのように客観に徹しているわけでもなし、文章は聞いていたほど読みづらくないけど面白味もまったくない。半端半端凡才。芥川賞でこき下ろしたすべての作品に対して謝ってほしい(特に舞城)。2014/10/26
Hiroshi Sugiyama
5
やはり海関係が多かったが、多くの時を知ってるなー、そんなもんかと流してちゃイカンのだろうねー2022/04/09
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