内容説明
移民・難民への憎悪そしてコロナ禍、戦争は、国境問題を突き付けてきた。本書では、世界と日本の国土の外的・内的側面を多角的に検討し、政策科学の対象である空間の時間的変遷を認識することで、境界線についての背景を論じた一冊である。
目次
第1部 国境を考える道具
第1章 国境の問い
第2章 ボーダースタディーズから読み解く国際関係
第3章 国境紛争と国際法
第4章 国際機構と国境-欧州におけるナショナル・マイノリティと国境地域-
コラム 中立地帯
第2部 日本の国境の過去と現在
第5章 戦前の沖縄と台湾
第6章 戦前のクリル諸島とサハリン島
第7章 戦後日本が抱える領土および海洋境界画定問題
コラム日本の国境の過去と現在変化する日本の領土・境界
第3部 世界の国境問題
第8章 欧州における国境/境界問題
第9章 ラテンアメリカの国境問題-チリ・ボリビア・ペルー三国間の長い軋轢の歴史-
第10章 コーカサスの国境問題
コラム「うっかり」で動かされた国境
第11章「ハイブリッド戦争」と領域
コラム コロナで注目された検疫
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
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https://claude.ai/public/artifacts/67a212aa-ea59-4c46-b2f8-ff5276c02d00 2025/07/02
Go Extreme
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国境を越える危機―その原因,帰結と対応,そして予防(保 危機の原因と直接的対応: アジア・中東―危機と秩序の構図 戦後日米同盟の危機とレジリエンス 米中関係と危機―政治的意思による安定とその脆弱性 危機の帰結: 「危機的」な日中関係と対中感情温度 国際危機と日韓関係―日韓パートナーシップ宣言の促進剤としての国際危機 アジア通貨金融危機と中央銀行の独立性強化 危機の予防: 戦争の危機と重要施設の移転 危機対応の制度化としての予防外交―OSCEモデル 仮想通貨をめぐる危機対応と規制―古い革袋に新しい酒2022/07/02