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内容説明
会社や事業が成長し続けるために、一番必要なことはなにか──。
「すべては顧客のためにある。顧客起点でなければ経営ではない。本書は商売の根幹を問う」一橋大学大学院教授 楠木建氏推薦!
ベストセラー『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』(翔泳社)から3年。
ロート製薬「肌ラボ」、ロクシタンジャポン、スマートニュースなど、あらゆる商品やサービスを売り伸ばし、200社を超す企業の経営者に助言してきた西口一希氏による経営論。
〇あらゆる企業は顧客を離れ、壁にぶつかる
〇シェア100%を達成した時、あなたの顧客は何人?
〇昨日の顧客が今日も顧客であるとは限らない。どうすれば顧客に価値を見いだしてもらえるか
〇3つのフレームワークで顧客の「心理・多様性・変化」を可視化
〇大企業からスタートアップまで、実名を含む多数の事例を掲載
目次
はじめに 顧客が見えなくなると、事業成長は止まる
序章 経営が顧客を見失う理由
第1章 顧客起点の経営改革の全体像
第2章 経営の視界に「顧客の心理と行動」を組み込む ― 顧客の心理を捉える
第3章 基礎編 収益を生み出す「顧客戦略(WHO & WHAT)」の立案 ― 顧客の多様性を捉える
第4章 基礎編 継続的に収益を高める 「カスタマーダイナミクス」 ― 顧客の変化を捉える
第5章 応用編 NPIを加えた「9セグズ カスタマーダイナミクス」
第6章 顧客起点の経営改革とビジョン
第7章 ドラッカーを顧客起点で読み解く
対談 顧客起点の経営の実践
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てってけてー
13
経営課題1位は10年前も今も収益性の向上。視野に入れるべきは競合ではなく顧客。経営とは顧客が価値として認める便益と独自性をプロダクトを通して提供し継続てきに財務結果を向上させることを目標とする手段。厳しい環境にもありながらモチベーション高く、一致団結して顧客と向き合いながら確実に事業を伸ばす会社は誰からありがとうを頂いているかが見えているかどうかである。2024/07/19
Hiroo Shimoda
9
N1の顧客を見つめ、何が便益か顧客心理と向き合う。当たり前に聞こえるが、忘れがちである。例えば「ブランドの安心感」はマスの意見としてよく聞くが、N1で聞くことがあるか…?2022/11/01
チョコラスク
5
長い本だった。どの顧客に何を届けるのかをきちんと見極める必要がある。ニッチな層の方が買ってくれる可能性がある。その事業が対象とする人数を明確に求めるべき。また、買ってくれた客をまた買ってくれる若しくは書い続けてくれるようなサービスを作り出すこと。クーポンなどを特定の層に届けるといい。不特定多数と1対1のサービスは、利益率が低い、コスパが悪い。大企業病とは、多くの企業が事業を伸ばしすぎたために、戦略を固執してしまうことであるといった感じだ。2022/09/08
ゆういち
3
P&G流を取り入れたい私としては必読書。 顧客戦略who what便益独自性を整理。 9セグカスタマーダイナミクスを数字で可視化。 N1分析で自社ロイヤル、離反顧客、認知未購買顧客それぞれに、心理、多様性、変化をデプス。 グロースルートへのヒントを探る。 と、ここまで来て、そもそもこれは既存ブランドに対して有用だが、新規ブランド立ち上げは音部さんのパーセプションフローモデルが有用だと感じた。2022/11/23
kumo
2
顧客理解を顧客の認知・購買・頻度を軸に、5類型に整理して、行動・心理面から理解する手法を解説した良著。5類型の整理の項は、肌感覚で実践していたが、言語化する事により、より意識して活用できる手法に昇華できる内容となっています。2024/01/23