内容説明
問題作「M2」、転機となった「広重」「梼原」、「南三陸の再生プロジェクト」まで自然と技術と人間の新しい関係を模索する比類なき思想と実践!自然に溶け込む建築・素材との対話・ヴォリュームの解体・小さな場所でつくる・閉じた「箱」からの解放・新たな公共性……日本建築界の巨匠が語り尽くした、30年間の挑戦の軌跡。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2022/07/09
Go Extreme
2
第Ⅰ期 1986-1991 キリストきゅおとハチャメチャ 境界人と反禁欲主義 装飾ではなくボロさ ボロい幾何学 第Ⅱ期 1992-2000 建築は罪悪である 建築の消去 消去から庭へ デジタルで解体ではなく体験をつくる バブル崩壊で小さな場所と出会う 東北で屋外にめざめる 第Ⅲ期 2001-15 中国でノイズにめざめる 連星建築から中米対立建築へ 孔を開けて生命を吹き込む 第Ⅳ期 2016-22 方法の発見 青山と森 切断ではなく関係と継続 木という方法 粒子から量子へ トリエからラボへ 舎のネットワーク2022/07/20
chiro
1
隈研吾というと木製ルーバーという位にイメージが固定している感はあるけれど、彼の建築家として、むしろ丹下健三の国立代々木競技場を目にして建築家を志した時から彼の中に潜在的にあった自然・社会との関係を構築しうる建築という概念が結実した形なのだという事がよくわかる著作であった。そしてこの国の1980年代後半からの変遷が氏の建築家としての活動とリンクした事も大きな要因であったのだなと理解できた。当時は磯崎新氏を中心としたポストモダン華やかなりし時代で確かに突如として現れる建築には違和感はあった。2024/03/10
kaz
1
国立競技場等に至るまで、隈研吾の設計の変遷がよくわかる。登米の能舞台(宮城県登米町伝統芸能伝承館森舞台)も隈研吾の設計とは驚いたが、言われてみれば納得。図書館の内容紹介は『問題作「M2」から、南三陸の再生プロジェクトまで。閉じた箱からの解放、新しい公共性など未来の建築のあり方を模索してきた建築家・隈研吾が、30年間の挑戦の軌跡を振り返る。写真を豊富に収録』。 2022/12/27
TB
1
C図書館本。今度、隈先生の講演を聞くので、事前勉強のために。私が知っていたのは、新国立競技場の設計に携わったことぐらいだったので、この本を読み始めて瞠目しました。すごい人ですね。作品のカタログ、図録的なものと思って読み始めたけど、文量が思いのほか多く、隈先生の熱量も高い。哲学家かというくらいに語っている。専門用語が多すぎて分からないところもあったけど、そこは写真が補完。気に入ったのは、消去する建築、広重美術館、中国美術学院民芸博物館、根津美術館、竹屋など。大きな建築、小さな建築、文筆の三輪車、いいですね。2022/11/03
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