講談社現代新書<br> 復活への底力 運命を受け入れ、前向きに生きる

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講談社現代新書
復活への底力 運命を受け入れ、前向きに生きる

  • 著者名:出口治明【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2022/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065239506

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内容説明

出口治明
待望の復帰第一作!

「障害は不自由です。
でも落ち込む時間はありません。
人生は楽しまなければ損です!」

74歳 APU学長 完全復職。

脳卒中を発症してから1年半。
歩くことも話すことも困難な状況から、持ち前の楽観主義で落ち込むことがなく元気にリハビリ生活を送った出口さん。知的好奇心は衰えるどころか増すばかり。学長復職を目指す、講演を行う、再び本を執筆することを掲げ、自分を信じ闘病に励む稀有な姿勢と超人の思想は、私たちに生きる勇気を与えてくれる。本書には類書にない希望が満ち溢れている!

[本書の主な内容]
●やっぱり大事なのは「運と適応の力」
●流れ着いた場所でベストを尽くす
●脳卒中になっても人生観は変わらない
●74歳の僕が完全復帰を目指した理由
●最後に悔いを残さないことが最大の幸福
●身体が完全に元には戻らないと知ったとき
●人生は古希をすぎたら「後は神様次第」
●リハビリで歌った『恋の予感』
●何かを選べば何かをあきらめなくてはならない
●「病気」というピンチから得られるものもある
●ものごとにはすべたダークサイドがある
●あらゆる人が生きやすい社会づくりを
ほか

[本書の構成]
はじめに
第一章 突然の発症から転院へ
第二章 僕が復職を目指した理由
第三章 リハビリ開始と折れない心
第四章 言葉を一から取り戻す
第五章 入院生活とリハビリの「自主トレ」
第六章 リハビリ入院の折り返し
第七章 自宅への帰還からAPU学長復職まで
第八章 チャレンジは終わらない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

142
脳卒中で倒れ、右半身の麻痺と失語症が残った出口さんが、立命館アジア太平洋大学の学長に復帰するに至る物語。全く言葉を発することが出来ない状況から、一年後には入学式で祝辞を述べるまでに恢復されるが、「元気で明るく前向きに」リハビリに取り組む出口さんの精神力には頭が下がる。更に、本書を通じて、私は、理学療法士/作業療法士/言語聴覚士というプロの人たちに感動を覚える。この物語の素晴らしさは、ご自身の努力は勿論だが、プロの凄さと、そういう人たちを尊敬し信頼し切る出口さんのお人柄にあるのだと思う。2022/11/18

ちびbookworm

96
★3.5.脳卒中後、自宅復帰ではなく、著者は、「学長復職」という、さらに高い目標を設定した。失語症に陥りながらも、「落ち込む時間などない」とサバサバし、完全復職を達成する◆なぜ悲観せず、リハビリで脅威的な成果を出せたのか?❶「流れ着いた場所で一所懸命にやる」(「運と適応」が進化を促した)❷「脳は障害を受けても機能再編する」(脳科学の知識。脳の機能と医療への信頼)❸リハビリ指導者を100%「プロ」だと信頼した。(「任せる仕事術」が生きた)❹最新のリハビリ研究(全体構造法)に参加(「言語を0から学び直す」) 2022/08/17

ひろき@巨人の肩

92
人生の逆境を乗り越えるための哲学書。脳卒中で倒れた出口さんが、半身麻痺や失語症の障がいを受け入れて、共存していく過程を、出口さん自身が客観的に語られている点に、実学としての学びが多い。「夜と霧」にも共通する、人生の逆境が生んだ奇跡の一冊。出口さんのずば抜けて高い知性と前向きな姿勢が、変わらずに宿っていたことが嬉しかった。折れない心、トレードオフの理解、周囲の人への感謝。やりたいビジョンを決めた後は、前だけを見て、専門家の話を素直に聞いて、その時にやるべきことを楽しんでやる。リハビリでやり抜いた点はすごい。2023/11/06

ネギっ子gen

72
【生きていることすべてに価値がある。生きていれば智慧が生き残る】 腰痛リハビリ中の身として、励まされる思いで読んだ。脳卒中を発症してから1年半。74歳。コロナ禍で困窮する学生をAPU学長として支援に尽力したいと、完全復職。しかも、別府キャンパスに単身赴任(介護サービス付き住宅)で。歩くことも話すことも困難な状況にあっても落ち込まず、楽観主義でリハビリ生活を送る著者の明るさが光る――。【「昔はできたことができなくなった」などと愚痴って落ち込んでいる暇はない。今を楽しめ。人生は愉しまなければ損だ】 確かに。⇒2022/08/29

なっぱaaua

72
出口先生が脳卒中を発症したのはこの本を手に取る直前まで知らなかった。彼の話す、書くことが自分の力になっていたので驚いたのだが、そのリハビリに関わる彼の諦めなく学長として生きようとする姿が素敵だった。脳卒中であっても前向きな意思があればある程度のことは可能なのだと。リハビリの先生も驚くような回復の仕方。バックアップが素晴らしいのと同時に本人の前向きな意思が重要なのだと。「人間は川の流れに身を任せてたゆたうことしかできない」良い言葉だ。人生一度きり。好きなことをして天寿を全うしたい。2022/08/01

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