世界レベルの工場の経営・運営を目指す 工場長の教科書

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世界レベルの工場の経営・運営を目指す 工場長の教科書

  • 著者名:古谷賢一【著】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 日経BP(2022/06発売)
  • ポイント 27pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296112715

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内容説明

本書は、経営に貢献できる工場を造るために、深く理解をしておくべきことを解説した工場長のための教科書です。工場長や製造部長といった生産拠点を経営するトップ層はもちろん、製造課長や技術課長など、工場において重要な位置を占める工場マネージャーのための教科書でもあります。また、近い将来に工場を統括する職責に就くべき人にも向けています。

今の日本の製造業は、どこも限られたヒト・モノ・カネの経営資源の中で四苦八苦しています。中でも苦しんでいるのが、ヒト。特に工場経営を担うべき中核人材の育成です。必要な知識やスキルがないままにOJT(オン・ザ・ジョブトレーニング)と称していきなり工場経営の任に就いても、期待通りの経営成果を出すことが難しいのは言うまでもありません。本書は、あくまでも現場視点に立った上で、経営に貢献できる工場を経営できる工場長や工場マネージャーに必要なスキルを網羅した内容になっています。

経営に貢献しつつ、世界レベルで戦える強い工場を造り上げるために重要なのは、工場としてやるべきことの本質を深く理解し、そしてやるべきことを確実に行い、かつ工場を含めたサプライチェーン全体を俯瞰して考えるスキルです。本書では、工場管理の基本、サプライチェーンを通してきちんと造るための条件、改善活動を通して品質をより良くするための条件、原価管理を通してきちんと儲(もう)けるための条件といった、世界で戦える工場長に必須のスキルの習得を狙っています。

机上の議論ではなく、実際にグローバル市場で戦っている企業の人材育成の現場で、何度も議論を重ね、練りに練られた内容になっている実務者必携の1冊です。

目次

第1章 「強い工場」をつくるための工場管理とは
1.1 工場マネージャーの役割を理解する
1.2 工場マネージャーが知っておくべき経営の基本とは
1.3 工場のあるべき姿を描けるようになる
1.4 経営に貢献できる工場づくりとは

第2章 工場のものづくり力を世界レベルに強化する
2.1 ものづくりの基本「5S」と経営的な意味とは
2.2 生産計画と在庫管理は工場運営の肝
2.3 品質の造り込みの考え方を理解する
2.4 品質・安全のコンプライアンスなくして生産はない

第3章 工場の競争力を世界レベルに磨き上げる
3.1 改善のベースは徹底した三現主義へのこだわり
3.2 生産性改善はムダ・ロスの徹底削減から
3.3 工場全体を俯瞰するための人時間・機械時間の概念を知る
3.4 現状の改善から、現状の延長線上にはない改革へ

第4章 工場の稼ぐ力を世界レベルに引き上げる
4.1 製造原価の構造を理解せよ
4.2 原価の構造が分かれば外注品・調達品のコストも分かる
4.3 現状の原価をあるべき原価にもっていく
4.4 これからの時代に勝ち残れる工場になるために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ujiro21

4
罪深い在庫の理屈が分かりやすく説かれていて腑に落ちる。簿記や管理のおさらいに2025/06/03

ゼロ投資大学

2
工場長は経営者と現場の間に立って、経営的な視点から与えられた課題と現場で日々発生する課題の両方を解決する役割を担う。これからの時代に求められる工場マネージャーの視点は2つある。組織のリーダー視点と管理者の視点である。時代の流れの応じて自らの考えや行動を変革していくこと、組織の目標を達成できる管理者となることが求められます。生産性改善で最もしてはいけないムダは、つくりすぎの無駄である。つくりすぎによって、工場の生産能力を奪ってしまう上に在庫を抱えてしまうリスク、現金を消費してしまうなど極めて無駄が多い。2023/09/18

Go Extreme

2
「強い工場」をつくる工場管理: 工場マネージャーの役割を理解 経営の基本とは 工場のあるべき姿 経営に貢献・工場づくり ものづくり力を世界レベルに強化: 「5S」と経営的な意味 生産計画と在庫管理 品質の造り込み 品質・安全のコンプライアンス 競争力を世界レベル: 徹底した三現主義 ムダ・ロスの徹底削減 人時間・機械時間の概念 現状の延長線上にはない改革 稼ぐ力を世界レベルに: 製造原価の構造 原価の構造→外注品・調達品のコスト 現状の原価をあるべき原価に これからの時代に勝ち残れる工場になるために2022/07/18

コースケ

1
基礎的な内容から応用まで網羅されている。工場経営として何が必要なのかの全体像を把握するために読んだ。キャッシュフローや運転資金の話や人時間と機械時間の分けた考え方がわかりやすい。また、原価管理の査定方法も詳しく書かれてる。ただ、細かすぎて現実的ではない様に思う。やはり間接費とかは業界平均や競合比較が1番現実的みたい。財務的な面では限界利益がプラスならば営業利益赤字でも撤退しないというのは、発見だった。何となく聞いたことはあったけど間接費の配賦まで原理としては理解できてなかった。2025/04/09

黒とかげ

1
うーん。工場長の教科書というよりも、工場系コンサルの教科書といった感じだ。コンサルを始めるならば、読むべき……か。この本に書かれている全てを工場長に求めるのは不可能だろうなぁ。それほどの能力があるならば、工場長という中途半端な地位にとどまっているはずがない。2022/09/03

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