双葉文庫<br> 最後のページをめくるまで

個数:1
紙書籍版価格
¥748
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

双葉文庫
最後のページをめくるまで

  • 著者名:水生大海【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 双葉社(2022/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575525762

ファイル: /

内容説明

小説の、ラストで驚きたい方はぜひどうぞ。ベスト本格ミステリ2018(本格ミステリ作家クラブ選)の1編に選出された「使い勝手のいい女」のほか、特殊詐欺に関わる男を描いた「わずかばかりの犠牲」、〈あなたの夫はあたしの婚約者です〉と名乗る女性が突然現れる「監督不行き届き」など、『どんでん返し』がテーマの5編を収録したミステリー短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

131
“どんでん返し”をテーマにした短編小説。帯にある“驚き5連発の絶品ミステリ”に吊られて手に取ったが、その予告どおりに見事に騙され良質などんでん返しを存分に堪能。マイベストは2話目の『骨になったら』とある男性が妻を殺害、警察の捜査からも逃れ葬儀も無事に終了。あとは火葬場で遺骨になるまでの数時間を描いた物語。タイムリミット形式で回想シーンを描いていくが、最後に驚愕の真実が…。その他の物語も短いストーリーの中でしっかりとオチをつけてくれる。この短編集『最後のページをめくるまで』決して油断をしてはいけません!2023/09/27

yukaring

80
"どんでん返し"がテーマのダークなミステリが5編。帯を見て「ここまで煽られたら何かの絶対最後にくるよね」とは身構えてはいたが予測の上をゆく後味の悪いラストに悶絶。短い中にもキッチリとはりめぐらされた濃密な罠についつい嵌まってしまうのは私だけではないはず。特に「ベスト本格ミステリ2018」に選出されたという『使い勝手のいい女』の面白さは抜群。"使い勝手のいい女"呼ばわりされる葉月や身勝手な元カレにイライラしつつも物語に引きずり込まれ、あっという間に驚きのラストへ着地するジェットコースター的展開が楽しめた。2023/04/13

みゆ

72
初読み作家さん、短編5話。どのお話にも身勝手な人が登場、そいつらの言動がヤバい。それが最後の1ページで更に皮肉な結末に。結構な嫌ミスでございました。読みやすいので一気に読んじゃったんだけど、ちょっと胸ヤケ(^-^;2023/10/19

アッシュ姉

66
どんでん返しのミステリ5編。たしかに最後まで結末が分からなくて、どれも予想外のものだった。マイベストは「わずかばかりの犠牲」。そういう意味だったのかと怖くもあり、納得もできて印象深かった。2023/12/13

Kazuko Ohta

56
どんな本かを説明するに当たり、本作中の作品タイトルをひとつ借りるなら、「読み勝手のいい本」です。1編50頁程度の短編が5つ。連作ではないのでどこから読んでもいいし、どこでやめてもいい。これほど読み勝手がよいにもかかわらず読了に時間がかかったのは、読みやすそうだと思って毎度飲酒してから本を開いていたからです(笑)。酔っぱらって読んでは絶対アカンやつで、全然意味がわからなくなり、翌日戻って読むことを繰り返していたら、10日もかかってしまいました。飲むなら読むな、読むなら飲むな。悪いことはでけん。それに尽きる。2023/05/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19658160
  • ご注意事項