内容説明
兵法の道を追い求める疋田豊五郎は、新陰流の祖・上泉伊勢守秀綱に弟子入りし、日々稽古に励んだ。武田信玄と闘った後、永禄七年、豊五郎と一門の高弟・神後宗治は、師の供で上洛の途に就く。奈良で豊五郎は、師に代わって宝蔵院の院主・胤栄や柳生宗厳と立ち合い三度打ち負かす。やがて単身京に向かう師の名代として二人は当地に滞在、剣の指導に当たるが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
46
武将伝というより、闘いに力が入った作品という印象を受けました。疋田豊五郎という剣鬼に興味を持っただけにちょっと残念です。2020/11/30
BIN
2
柳生石舟斎を三度打ち負かした剣豪、疋田豊五郎の物語(前半)。岩明均「剣の舞」以来の文五郎ファンとしてはうれしい一作。今までの武将伝とは違い創作部分が多くてよいと思う。師匠である上泉伊勢守から離れた後はVS忍者集団で萌える展開になるはずだが、迫力に乏しいところがいなめない。ラスボスも倒していないし続きがでてくれることを願う。2012/09/20
maito/まいと
1
前半の修行編はおもしろかったのだけれど、後半のVS忍者戦は、不思議と心躍らなかったなあ。一派を起こすまえに終わってしまったのも密かにマイナス。続編期待。2010/05/06
oguogu
0
この人物にスポットを当てたところをまず評価したい。どうしても剣聖上泉のオマケみたいに扱われることが多い疋田豊五郎ですが、創作も交えた話としては面白い。ですが、闘いの創作にスポットを当てすぎて、微妙だったのも事実。生まれから、剣と共に死ぬまでを描いて欲しかったと思うのは私だけか?2017/11/24
matsu0310
0
☆☆しれっといつの間にかエンタメ色入れるのが巧い(と思ってた)作者だが、これは評伝も創作小話も半端なまま終わった感じ2010/06/27




