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内容説明
学校の勉強や友人関係、SDGsまで、世の中にあふれる「むずかしい問題」。どうやって考えればいいかわからず、大人でも投げだしそうになる問題には、世界一の頭の使い手で哲学者のデカルトが発明した「むずかしい問題を考え抜くための4つのルール」が役に立つ! むずかしい問題を自分の頭で「わかる!」に変える、一生役立つ「ものの考え方」が身につく、10歳からの考え方の教科書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
70
齋藤孝先生の著書を読む度に感じることがある。先生は、頭を鍛える達人であると同時に難しい本の内容を咀嚼し、それを人に伝える達人だと。そして、読まれた本から学んだことの全てがご自身の血となり肉となっている方なのではないかと。この本で先生はデカルトの書いた「方法序説」の要点を小学生に噛んで含めるように教えてくれる。しかも、解説するだけでなく具体例を上げならその有効性を示してくれる。さらに、応用例まで提示する念の入れようだ。この本で得た知識は〈デカルト刀〉というキーワードで記憶に定着させることが出来るだろう。2022/11/20
テツ
20
こども向けに書かれているがとても面白かった。大学で浅く専攻していた立場から言い切ってしまうけれど、デカルトに限らず哲学なんて実世界を生きるためには何の役にも立たない。本当に。微塵も役に立たない。ただそれを学ぶことで唯一身につく力があるとしたら、それは考える強さ。如何なる前提もなくまっさらな場所で非人称的無時制的に問題の本質のみを抽出してそれを見つめるためのテクニック。簡単に答えを導き出さない。考える苦しみから逃げてはならない。その態度を継続することにより人間は鍛え上げられていく。2023/03/26
Junko Koishi
1
図書館で借りた。自己主張の大切さも言われる世の中で、思考の整理のコツが解りやすく書かれていて、幸せになるためには理性が必要という言葉が印象に残り自信にもなった。読みやすい本でした。 決めつけない、小さく分ける、簡単なことから、見直し、疑う。2024/02/11
あ
1
考える力がつく4つのルール①決めつけない②小さく分けよう③簡単なことから始めよう④見直しをしよう 幸福に生きるためのルール①まずは真ん中の道を選ぶ②一度決めたらやり抜く③自分の考えを自由に操る④新しいことを探求しよう⑤本当かどうかを疑ってみる2023/03/06
ひだり
1
子ども向けの本ですが、大人が読んでもしっかり面白い。考える力を身につければ、ただ知識が身につくのではなく、現実の行動が変わる、毎日の生活が変わる。これを子どもに読ませることができれば…! それが最大の難関。2023/01/15