内容説明
文筆家・蒼井ブルーとアニメーター・新井陽次郎による実力派のふたりが初コラボ!
「恋愛って、つきあったらそれで終わりじゃない。好き同士になってからも、気持ちは日々、増えたり減ったりを繰り返している。
一組のカップルの何気ない日々の中で儚くきらめく、このうえなく愛おしい瞬間の数々を描いた無垢でまっすぐな物語。男女の日常にある見落としてしまいそうな小さな喜びや幸せを、丁寧に噛みしめながらふたりの一年の時々を紡ぎます。
大切な人との、笑ったり、泣いたり、時にケンカしたりといった何気ない日々は、その瞬間ひとつひとつが愛おしく、それが続くだけで小さな奇跡。
若い世代や女性を中心に絶大な支持を得る、蒼井ブルーさんの文章と新井陽次郎さんのイラストは、優しく温かく、ときに切なさを伴ってエモーショナルに心を揺さぶり、読後はきっと、いま目の前にある日常がさらに慈しみ深いものになるはず。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるれんママ
26
片思いの夏からスタートする渚とかえの1年間の物語。以前から気になっていた蒼井ブルーさん。蒼井さんの紡がれる、渚目線の言葉や感情が透明感に溢れ、そしてまた恋愛しているとどうしても伴ってくる不安や心のヒリヒリも伝わってきてとても良かったです。恋愛してる時って常に心が動いて、ちょっとした事に一喜一憂してしまう。でもそれすらも楽しい甘酸っぱさも漂っていました。新井陽次郎さんの描かれるイラストも文章と合っていて、とても素敵でした。2022/12/05
でら
20
後輩に借りて読んだ。一組の男女の恋愛を切り取って押し花にしたような本で、自分もこんな作品を作れたら死ぬ前に幸せに死ねるのかなって思ってしまった。2022/07/26
Luna
12
数ヶ月前に別れた。本当だったら、もうすぐ記念日だった。 まだお互いに好きだった。仕事が忙しく今までみたいに会えないから別れてほしいと言われた。 数ヶ月経つのに、私は全然気持ちの整理ができていない。 こんなことがなかったら、普通に読んでいた。 恋人との思い出がよみがえって、辛かった。 何度か連絡を取っているけど、もう少し経ってから連絡してみようかなと思った。 こんなに引きずってしまうのは、よくないって言われるけど、 やっぱり好きだと改めて思い直した。 私事を書いてしまって申し訳ないです。2022/07/24
こばゆみ
11
イラストも文章もほのぼのしていてとても良かったけれど、今現在大好きなパートナーがいて幸せ〜な人でないと読むのがしんどいかも知れない…(^_^;)2022/07/25
さとも
8
久しぶりに蒼井ブルーさんの本を手に取りました。あるカップルのなにげない日常を彼氏目線で絵日記のように描かれています。2人とも爽やかで素敵。彼女目線も読みたいな。「まっすぐな気持ちを伝えるときは、できるだけまっすぐな言葉を選びたい。そのほうが届いてくれそうだから。」2022/08/11