ロシアの興亡

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ロシアの興亡

  • ISBN:9784295203612

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内容説明

※本書はリフロー型の電子書籍です。

【プーチン帝国は崩壊する! ソ連崩壊を予言した元ロシア公使が「新冷戦」を読み解く】

ウラジミール・プーチン露大統領は、「ジェノサイドだ!」との国際的非難と経済制裁を欧米から受けながらも、なぜウクライナ侵攻を続けるのか?
旧KGBの後継諜報機関であるFSB(ロシア連邦保安庁)第五局の甘い見通しの情報をもとに判断したとされるウクライナ侵攻。
FSBの情報部員一五〇人を追放したのは、ウクライナ侵攻の緒戦が失敗であることへのプーチンの怒りの表れだ。
ロシアの政治、経済、社会構造の深部とロシア人のメンタリティーを知悉する元ロシア公使でウズベキスタン大使を歴任した著者が、幾度と繰り返されるロシアの興亡、千年史に切り込む!

〈本書の目次〉
第一章 ウクライナ侵略戦争で一変したロシアと世界
第二章 ロシアの興亡――その面貌
第三章 歴史のトラウマ――栄光と悲惨
第四章 異形のロシア経済――停滞と格差の構造
第五章 ロシア人の実相――欲望と渇望のシンフォニー
第六章 プーチン政権の内奥――ロシア政治の深層
第七章 ロシアの外交――その無力、その底力
第八章 日露関係――すれ違いの二〇〇年

〈著者プロフィール〉
河東哲夫(かわとう・あきお)
外交評論家/作家。1947年東京生まれ。東京大学教養学部卒業後、1970年外務省入省。ハーバード大学大学院ソ連研究センター、モスクワ大学文学部に留学。外務省東欧課長、文化交流部審議官、在ボストン総領事、在ロシア大使館公使、在ウズベキスタン兼タジキスタン全権大使を歴任。2004年外務省退官。日本政策投資銀行設備投資研究所上席主任研究員を経て、評論活動を始める。東京大学客員教授、早稲田大学客員教授、東京財団上席研究員など歴任。著書に、『遙かなる大地』(熊野洋の筆名によるロシア語小説、日本語版、草思社)、『意味の解体する世界へ』『新・外交官の仕事』『ワルの外交』『米・中・ロシア虚像に怯えるな』(以上、草思社)、『ロシア皆伝』(イースト新書)、『よくわかる大使館』(PHP 研究所)、『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)、共訳書にドミートリー・トレーニン『ロシアの新戦略 ユーラシアの大変動を読み解く』(作品社)がある。「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)でコラムを執筆。「現代ビジネス」(講談社)、「週刊エコノミスト」(毎日新聞出版)などに寄稿。メールマガジン「文明の万華鏡」を主宰。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sakadonohito

7
著者はロシアで生活したこともあってか一般ロシア人への解像度が高く、その点では読み応えがあった。一方でプーチンへの踏み込んだ言及には少し怪しいものを感じた。著者はプーチンが2024年大統領選挙には出ないと予想しているが、さてどうなるか。2024/01/01

Go Extreme

1
https://claude.ai/public/artifacts/0fd8e034-579f-45be-b0a9-2c78c85510ef 2025/07/04

はむはる

1
ロシアという国を知るためには、とてもよくまとまった本だと思った。一冊しか読んでないから他の本とは比較できないけれど、色んな角度で書かれていて、へーと思うことが多かった。特にどんなものの考え方をするのかは、とても興味深く感じた。今度は歴史が書かれた本を読んでみようと思う。2022/10/13

Go Extreme

1
ウクライナ侵略戦争で一変したロシアと世界: 興亡は繰り返すか ユーラシアの中に溶解するロシア ロシアの興亡―その面貌: メンタリティ 垂直の権力ー専制的統治機構 歴史のトラウマ―栄光と悲惨: ロシア=悲嘆の歴史 ビザンチン 集団所有の伝統 異形のロシア経済―停滞と格差の構造: 透明性の欠如 計画経済=政治 ロシア人の実相―欲望と渇望のシンフォニー: 何でもあり 残酷なるロシア プーチン政権の内奥: 政治工学 ロシアの外交: 帝国の崩壊 最後に遺された白人国という錯覚 日露関係: 分化は別 日露の経済関係2022/07/04

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