内容説明
フィンランド人は内向的? 世界一幸せ? ヘルシンキに暮らす著者が、一括りにできないフィンランドの人々を描くせきららエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
22
★★★★ フィンランドでの暮らしについてのエッセイ。スウェーデン人の方が少しパリッとしているとか、フィンランド人は物事にあまり頓着しないなど、少々田舎的なのかしら。サウナや夫の友人たちとの人間関係、価値観の違いに苛立ってしまうことなど面白く読めた。2023/09/09
遙
20
まず大前提に文章が上手なので、ぐんぐん読まされます。今作はフィンランドの生活において、そこで出会ってきた人々の人柄や特徴を物語るエピソードに焦点を置いた一冊になっております。 長距離列車で出会った飴をくれる可愛らしい老婆夫人、オタクだったけれど旅に目覚めたトムの話、住宅購入時、オーナー家族の歴史話、サウナとフィンランド人、そして、何故フィンランドが幸せな国と呼ばれるのか。 これを読めば、一目であの人フィンランド人ね!とわかるようにはならないと思うけど 学ぶべきところは多いなぁと思えます。2024/03/24
mariann
20
芹沢さんのフィンランド記の何作目か。今回はフィンランドの人はこんな感じですよー。とか文化や住むところのハウツー本なニュアンスが強いかな。楽しく読了。2023/07/12
milk tea
17
同じように生きてても日本人は愚痴をこぼしたり、人と比較してみたり。フィンランドに住んでる人たちは日常の小さなことにも感謝し続けながら生きてるんだと思うと、幸福度が高い。 そして無駄がなくシンプルで合理的だなと。 行って確認してきたい!!2022/08/12
はるき
17
あっさりした文体で、え?ここで終わっちゃうのという不思議な余韻があります。世界は広くて、色んな人がいて、でもどこか知り合いに似ている。面白い。2022/09/19