拝啓人事部長殿(サイボウズ式ブックス)

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拝啓人事部長殿(サイボウズ式ブックス)

  • 著者名:高木一史
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • ライツ社(2022/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784909044372

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内容説明

トヨタを3年で辞めた若手人事が、
「どうすれば日本の大企業の閉塞感をなくせるのか?」という問いを掲げ、
その回答を手紙形式でまとめた全524Pに及ぶ力作。

著者は、サイボウズ人事労務部所属。
noteに投稿した「僕はなぜトヨタの人事を3年で辞めたのか」が400000PVを獲得するなど話題となり、日経COMECOキーオピニオンリーダーに就任するなど、いま注目の若手人事。

●目次抜粋

【序章】ぼくはなぜ、トヨタの人事を3年で辞めたのか

【1章】会社を成り立たせている10のしくみ
ー「一律平等」と「多様な個性」のあいだで

【2章】なぜ「会社の平等」は重んじられるのか?
ー1930年代(戦前)~1950年代(戦後)「青空の見える労務管理」

【3章】なぜ「会社の成長」は続いたのか?
ー1960年代~1980年代(高度経済成長期)「ジャパン・アズ・ナンバーワン」

【4章】なぜ「会社の変革」はむずかしいのか?
ー1990年代~現在「3つの社会問題」と、日本社会の「会社依存」

【5章】現地現物レポート
ーあたらしい競争力の獲得を目指す12企業
《採用》富士通
《契約》タニタ、ANA
《時間・場所》ユニリーバ・ジャパン、ヤフー、みずほ銀行
《配置/異動》ソニーグループ
《報酬/評価》 NTTデータ
《健康(安全配慮)》味の素
《コミュニケーション/風土》コンカー
《育成》ソフトバンク
《退職》良品計画

【6章】サイボウズ人事制度の変遷レポート
ー情報の民主化が、しくみと風土を変えていく

【7章】会社をインターネット的にする
ーデジタルネイティブからの提案

【終章】ぼくはなぜ、この手紙を書いたのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Mc6ρ助

17
会社が社会保障を担い、政府のお偉方が自助共助公助とか、子供食堂でおじさんおばさんが待ってるとか言ってのけられる今の日本、企業の人事が若者たちが会社で感じる閉塞感をどうこうするという話だと思っていたら日本の政治経済の有り様を抉るのか?年功では賃金が上がらぬジョブ型雇用の欧州はだから国が育児・教育や介護の社会保障が充実させているなんて、結びつけてなかった自分が恥ずかしい。年功序列、終身・メンバーシップ雇用を止めればいいわけでない日本、さあ、どうする、どうする。(2022年掉尾を飾るはaudible無料お試し)2022/12/31

izw

12
息子に勧められて図書館で予約した。半年以上待って、やっと借りることができ、一気に読み終えた。一人の人間として重視されていない、一人では何も変えられない、という閉塞感で、トヨタの人事部を3年間で辞め、サイボウズへ。その解答をサイボウズで見つけたと思ったが、やはり違う。その後、日本の会社の歴史を探り、12社のインタビューを通じて、自分なりに納得できる解答を見つけた。悩みながら少しずつ探っていく過程が丁寧に残されていて、非常に分かりやすく納得感が高い。会社をインターネット的に、というメッセージが切実で新鮮だ。2023/05/28

復活!! あくびちゃん!

7
トヨタからサイボウズに転職した若い人事担当者が書いた人事制度についての本。まず、この著者の行動力には称賛を送りたい。普通はこの様に悩んでも、これほどまでの行動はできない。ただ、これだけ色々悩んで行動し知識を得たにも関わらず、出てきた提案には「?」である。「だって、大企業すぎてどうにもならなかったトヨタに、小企業で運用している『100人に100通り』の制度を当てはめたら、あっという間にトヨタは分解するよ」と著者には言いたい。気持ちはわかるが、もう一度トヨタの先輩の言葉を思い出すべきであると私は思うのでした。2023/09/05

nobu23

7
トヨタに閉鎖感を感じ辞めて、サイボウズで人事部門にいる著者による日本の人事に対する思いを綴った本。 最初は著者のトヨタ、サイボウズ時代に感じた人事に関しての経験や思い出が語られ、次に日本の人事に閉塞感を感じるのか、歴史から考察していく。 そして、人事の改革に取り組んでいる様々な企業の人事のインタビューと制度の紹介と、非常にボリュームがあって面白い。 トヨタが典型的な閉鎖的でダメだと責めているのではなく、このような世の中になった経緯と改革の難しさまで言及していて深い。2022/12/04

リス

7
序盤の日本式雇用の成り立ちのパートが本筋とは若干ずれるけど印象的だった 他の会社の様々な人事制度を(部分的に)知ることができたのもよかった。筆者の「現地現物」の行動力に恐れ入った。2022/07/17

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