内容説明
病死、餓死、自殺……入管での過酷な実態。ネット上にあふれる差別・偏見・陰謀。日本は、外国人を社会の一員として認識したことがあったのか──。「合法」として追い詰め、「犯罪者扱い」してきた外国人政策の歴史。無知と無理解がもたらすヘイトの現状に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
33
【10名の弁護士たちは、日本と大きく違う英国の入管行政に衝撃を受けていた。 視察した収容施設では、被収容者が施設内を自由に動き回っていた。ジムや図書室、共用のキッチン、ビリヤード台が設置されたゲーム室、楽器がそろった音楽室が完備され、インターネットの利用も自由だ。被収容者には施設内で配膳や清掃などに関わる有償の仕事も提供されていた。権限と独立性を持つ収容施設視察委員会が、施設の運営状況に問題がないか、厳しいチェックを繰り返してもいる。 「そこには日本の入管収容施設では目にすることのできない人権が生きて→2026/02/07
こも 旧柏バカ一代
27
実習生がいないと成り立たない事業なんて潰れちゃえよ。一年中レタスが無くても生きて行けるって。土も限界だろ?服は無いと困るけど、高くても買わざるおえないよ?もしくは作れなくてアフリカみたいにアメリカから服を寄付してもらうかな?どの道、産業は潰れるか。差別する人達って明治時代か好きなんだろうから。 不便になれば良いじゃん。でも、貧民層は飢えるだろうな、大根を齧ってる写真が脳裏に浮かんでる。娘を売ったり、労咳になったり、偉そうな官憲に怒鳴られたり、、そんな明治時代、俺は嫌だな。。2022/06/13
coolflat
19
26頁。日本の収容施設では、刑務所と見紛うばかりの閉鎖性、上限の定めがない無期限収容が特徴だ。だからこそこれまで、国連は「国際法違反」だと指摘するなど、他にも様々な国際機関が懸念を寄せてきた。「誓約書」に記された「全件収容主義」とは、在留資格を失った外国人を原則全員、収容施設に放り込む日本の“外国人政策”の事だ。要するに、管理と排斥が目的化している。しかもそこで待っているのは管理と監視、非人道的な処遇である。収容施設での死亡事例は後を絶たない。過去15年間で、少なくとも17人の外国人の死亡が報告されている2023/05/11
Satoshi
18
昨今のクルド人の方々へのヘイトスピーチが酷いので、本書を購入した。入管での死亡事件については憤りを感じずにはいられない。一時保護の施設のはずが、明らかに虐待している。低賃金の技能実習制度が無ければ回らない日本の産業、円安で外国人に見捨てられるであろう日本は労働力不足で先細る。これは自業自得のように感じてしまう。クルド人への差別的言動を見れば、ウトロ地区放火事件から人々のマインドは変わっていない。2025/04/24
lily
17
「入管って、特に性格の悪い人たちが集まって組織されたわけじゃないと思うんです。ごくごく普通の人たちが非人道的な振る舞いをしていくんですよね…」入管庁と技能実習制度の実態に、ジャーナリストの二人が迫る。日本語のみのアナウンスに収容者への差別的言動、最低賃金以下の奴隷労働など冷酷な両者に唖然とするばかりだが、ある意味その閉鎖性は日本人のスタンスを鏡のように写しているわけで、アイヒマンを例に出すまでもなく、組織に属すると人はいくらでも非人道的になれるのである。相手の立場を想像すること、ただこれに尽きる。2023/11/13
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