内容説明
いままでにない新しい判例教材。学習上の最重要判例を易しく丁寧に解説し,学生の理解を徹底サポート! 判決文・決定文を読む際,どこにどのように着目すべきかを明確に指し示す。事案と判旨だけでは難解な事例も,《読み解きポイント》《この判決/決定が示したこと》本文の隣に置いた注や基礎的な事項もおさえた《解説》で着実な理解に導く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
2
債権各論、つまり債権の発生源になる4つのこと(本書は事務管理は省いているが)についての初級判例集で、題材自体それほど盛り上がりはないが、丁寧な書かれ方のおかげで読み進められる。共著の場合、誰がどこを書いたか気になるのは、説明がこなれていない、あるいは良い意味でも文体が独特だという場合だが、本書は4人で書いていながら、全員がうまく教材用に黒子に徹していて統一感がある。事案の説明も分かりづらいところはなかったし、学説の紹介も筆者の判断が過度に出てくるところはない。きちんと初心者の読者目線で書けていてお薦め。2019/08/10