創元文芸文庫<br> 流浪の月 シナリオブック

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創元文芸文庫
流浪の月 シナリオブック

  • ISBN:9784488803032

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内容説明

ある地方都市に暮らす家内更紗は、かつて事件に巻き込まれた過去を持つ。15年前、小学生だった更紗が、家での居づらさから19歳の少年佐伯文の家に自ら足を運び、社会的な事件となってしまったのだ。それ以来更紗は、自分を押し殺し静かに生きてきた。だが、アルバイト先の友人とふらりと立ち寄ったコーヒー店『calico』で再会してしまう、あの文と。この出会いは二人に何をもたらすのか――。更紗と文、二人の再会とその後を、『フラガール』『悪人』『怒り』を手がけた李相日による監督・脚本で映像化。原作者・凪良ゆうと李相日監督の対談も収録した、ファン待望のシナリオブック。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りゅう☆

71
小学生の更紗が19歳文の家で暮らした2ヶ月を世間は女児誘拐事件と呼んだ。そして15年後二人は再会。お互い恋人はいたが、更紗と文の絆は深かった。映画『流浪の月』を観たのは1年前だけどセリフを追うと映像が蘇ってくる。文の秘密は原作読んで知ってたのに更紗に明かすシーンは衝撃的だった。凪良ゆうさんと李相日監督の対談あり。「映画『流浪の月』は私が小説で書いたことの根幹を、それこそ世界そのものをまるごととらえていました。だからどんなに場所や台詞が変わっていても、これは確かに『流浪の月』です」凪良さんの言葉が深いです。2023/07/22

27
流浪の月を読んで、映画を観たくなって映画をみて、監督と作者の対談が載っているとしりシナリオブックも呼んてみた。原作にない描写もあったし、気になって。凪良さんは映画に満足されていて、たしかによくある売りたいがための改変ではなく、作品世界を監督が理解されているからこその映像表現だと思った。映画は、横浜流星さんが凄かった。映画では横浜さん演じる亮の説明は原作よりは省かれているのに、亮の苦しさが伝わってくるような。言葉の説明がなくとも亮のキャラクターがわかる。映像の強みを感じるとともに、役者さんの凄さを感じた。2024/04/01

yomuyomu_miffy

0
思ったより原作と変わってるところあるんやな〜と思いながら読みました。映画は映画で、流浪の月おもしろかったよね。2024/01/22

daichan

0
話題作らしい。さもありなん。 プロットがすごいし文章力もあるし、情景を浮かばせてくれる技術が素晴らしい。 kobo使い始めで折り目の付け方とかよくわからないままに読んでしまって残念。 BL作家らしい。小説は新人だけど、そっちの経歴はそれなりにあるようで。 あと、本作は解説もとても良かった。2022/10/14

ショコラ♡

0
まずは原作者と映画監督の対談から。こんなこと聞きづらいだろうなということまでお互いに尋ね合っていて読む方としては大変ラッキー。あの場面はそうなのかとか、ここ違ってたけどそういうことだったのねとか。シナリオ部は…文と更紗が生々しくてまだ読むのがしんどいなぁ。2022/06/21

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