身近な生物のきもち

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身近な生物のきもち

  • 著者名:大島健夫【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • メイツ出版(2022/06発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784780426199

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内容説明

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本書は詩人として活躍されている大島健夫氏が
私たちの身近に生きている生物の気持ちを代弁した読み物です。



大島健夫氏は2016年、
ポエトリー・スラム・ジャパン2016の全国大会に出場し優勝。
その後フランスのパリをはじめベルギー、イスラエル、カナダの詩祭や
ポエトリー・スラムなどに出場している詩人です。

詩人であるいっぽう、
子どものころから生きものが大好きで、
房総半島の里山を中心に時間を見つけては
生きものの観察をしています。

そしてときにはネイチャーガイドとして
里山の生きものの魅力を訪れる人々に伝えています。


そんな大島氏が身近に生きる生物になりきって
そのきもちを想像しながら話を進めます。

タヌキが身近な生物にインタビューする形で
以下の生物を取り上げています。
・ドブネズミ
・クロゴキブリ
・ヒヨドリ
・ホトケノザ
・クロヤマアリ
・オオヒラタシデムシ
・ニホンカナヘビ
・ナメクジ
・ジョロウグモ
・ハシブトガラス
・コシアキトンボ
・シオカラトンボ
・カルガモ
・アカエイ
・フナムシ
・アブラコウモリ
・クサギカメムシ
・カタバミ
・ナミハナアブ
・オオスズメバチ
・ニホンアマガエル
・アオダイショウ
・ナガサキアゲハ
・オオカマキリ
・タチツボスミレ
・キジ
・ナミテントウ
・ムクドリ
・アメンボ
・クヌギ
・カブトムシ
・コクワガタ
・イノシシ
・オンブバッタ
・アブラゼミ
・ミズクラゲ
・モンシロチョウ


大島氏は「あとがき」で
「いきものが数を減らすことに理由があるように、
数を増やすこと、生き残り続けることにも理由があります。」
と書いています。

その理由は生き物によって様々です。

ある生き物は人間の力を利用して生き残り、
またある生き物は温暖化の影響により
勢力を伸ばしたりしています。
本書に取り上げた生き物が
身近に感じない人もいるかもしれません。

そもそもインタビュアーのタヌキに
出会ったことがない人もいるでしょう。
しかしタヌキは東京の中心部にも生息しています。
夜行性で人の目につかないように生活しているのです。
人間に好かれる生き物、
逆に嫌われ者の生き物。
人間は人間の都合でかわいいとか
きたないと決めつけていますが、
生き物からすればそれぞれ生きるために
そうした姿、生き方をしているのです。

身近な生き物の生活の中には
人間が生きていくためのヒントが
たくさん隠されているのです。

本書を読んで身近な生き物のことを知れば
必ずや人間社会にも生かすことができる
ヒントが見つかるでしょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

98
まず、たぬきが自己紹介する。そしてたぬきがインタビューアとして都市に生きる様々な生き物たちの生態や特徴を紹介するという内容。面白いのは著者が詩人ということ。普通は生物学者が研究したり調査したりしたことを本をまとめることに対し詩人が生き物関連の文献を元にして書いている。詩人らしく人間に対する皮肉もこめられている。ゴキブリやネズミなどの嫌われ者。蝶やとんぼ、すみれ、カルガモなど多岐にわたる。おすすめ本。図書館にて2022/07/02

れい

9
【図書館】狸が植物から動物に至るまで様々な生き物にインタビューしていく。タヌキに語る、その生き物の事情なので、人間の目線は排除しようと努力されてる。図鑑みたいに語彙の羅列でなくて、感情を込めて擬人化して語られる内容は頭にすいすいはいってきやすかった。2022/07/16

アトリアーナ

3
お仕事関係。おもしろかったわ。ためにもなったなぁ。2022/12/25

Go Extreme

3
タヌキ ドブネズミ クロゴキブリ ヒヨドリ ホトケノザ クロヤマアリ オオヒラタシデムシ ニホンカナヘビ ナメクジ ジョロウグモ ハシブトガラス コシアキトンボ シオカラトンボ カルガモ アカエイ フナムシ アブラコウモリ クサギカメムシ カタバミ ナミハナアブ オオスズメバチ 二ホンアマガエル アオダイショウ オオカマキリ タチツボスミレ キジ ナミテントウ ムクドリ アメンボ クヌギ カブトムシ コクワガタ イノシシ オンブバッタ アブラゼミ ミズクラゲ モンシロチョウ2022/07/12

kaz

2
普通だったら素通りしてしまいそうなことを面白く解説。図書館の内容紹介は『ドブネズミ、ホトケノザ、ハシブトガラス、モンシロチョウ…。人間とかかわることで数を増やしてきたり、人間による環境の改変に耐えて生き続ける身近な生物たちのきもちを、タヌキとの対談形式で紹介する』。 2022/06/25

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