内容説明
平和への思い。忘れ得ぬ人々──。戦争で息子を失った母の慟哭、学生運動に命をかけた青春期、気がつけば足を踏み入れていた評論家の世界、素晴らしき人物との出会い……。骨太の精神の軌跡を描いた自伝的エッセイ。
目次
第一章 平和について思うこと
私の八月十五日
一枚の写真
母の悲しみ
相洋中高時代
たった一人の平和運動
「赤とんぼ」の歌
忘れられない日
法華経の平和思想
沖縄の「平和の砦」
F君への手紙
第二章 素晴らしき出会い
隔世の感
進歩的文化人
エメラルド婚
怒鳴り合い
言論界の恩人
洋上大学
「忠恕」の人
われは湖の子
人工衛星まいど一号
ネバーギブアップ
生涯現場主義
復興の旗印
エレキの「気」
北国のロマン
君子の三戒
Y君への手紙
発刊に寄せて 杉良太郎