内容説明
時代をリードした詩人・経営者の指導力とは
世俗をにくむ詩人であり、バランスシートを読む経営者――相反する二つの顔をもつ堤清二は、100社を超えるセゾングループ企業に君臨する総帥として、何を考え、どう行動してきたのか。時代をリードした「文化産業」の盛衰を克明にレポートして、その実像に迫る力作ノンフィクション。『漂流する経営』を改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まめタンク
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2015年99冊目。2015/10/03
れっこ
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95年出版。セゾングループの経営者だった堤清二の人物像について。2004/02/06
比丘尼坂
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百貨店からスーパー、ブティックのPARCOまで持つ小売部門と、セゾンクレジットを持つ金融部門、企業イメージに秀でたセゾングループにはとても期待していたが、解体された理由を知りたかった。客観的によくまとめられた良本。著者は500頁超を一気に読ませる文章力がある。個人的な感覚では堤清二氏と三木谷氏、セゾングループと楽天グループが重なる。後者は成長し生き残れるか、注視したい。2020/05/19