ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ボーイズクラブの掟

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ハヤカワ・ミステリ文庫
ボーイズクラブの掟

  • ISBN:9784151850516

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内容説明

『元彼の遺言状』の新川帆立氏推薦のリーガル・サスペンス NY法律事務所の花形部門に引き抜かれた新人弁護士アレックス。だが、彼女の成功を阻むように薬物やハラスメントの影が迫り──

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゃお

32
ポップな感じの表紙とは裏腹に、NYの大手法律事務所にて男社会で働く女性の現実は実に醜くおぞましいものでした。主人公のアレックスがどんどん危うい方へと向かっていくものの、それを彼女が望んでいるからこそより怖さが引き立ち読み進めるのも怖くなるほど。とはいえ新人の彼女がとんでもなく大変だけれど華やかな世界で成功していくように見える様子は、まるで海外ドラマのようで面白く、他の登場人物視点の物語も見てみたくなるかも。やがて現実に直面したアレックスが、更なる厳しさに直面するも前を向く姿は清々しいものがありました。2022/07/18

いづむ

11
表紙のイラストから、全てを手に入れたキラキラ女子()が男社会でのし上がっていくストーリーかと思ったら良い意味で裏切られました。主人公女性のアレックスの、生き馬の目を抜く米国法曹界で認められたさがすぎて狂っていく過程は、その状況や心理の描写がリアルで思わず呻いてしまうほど。空気を読むプレッシャーや同調圧力の強さが日本社会特有の問題だと思ったら大間違い。作者あとがきにあるように、この話が自分のことを書かれたと心配する人が続出することを予測できるほど「我が事」なのですね。キャリアを積むのはつくづくサバイバル。2022/08/03

Naoko Takemoto

10
「つまらんやつ!」と感想を語る読メさんたちの気持ちがわかる一冊。コージーものかと思ったら大間違いで、弁護士一年生の女子がM&A部門に引き抜かれ、特別感に酔った挙句にワーカホリックアドレナリンに精神が冒され、心傷ついて善悪を見つめなおす話なのだが、こういうタイプの物語は日本の作家のほうがもっと巧妙に描くだろうなと思った。思い出話で恐縮だが、バブルの頃、エレべータで乗り合わせた銀行員達が絵画オークションの話で盛り上がっており、その浮世離れぶりに肩をすくめたものだ。最後に一言、サムの態度は正しいと思うよ。2023/01/13

yoshi

0
つまらん! 退屈! 時間の無駄やった!2022/10/31

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