角川ソフィア文庫<br> 戦車の歴史 理論と兵器

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角川ソフィア文庫
戦車の歴史 理論と兵器

  • 著者名:加登川幸太郎【著】
  • 価格 ¥1,694(本体¥1,540)
  • KADOKAWA(2022/06発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044006815

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内容説明

序章 ロンメルは生きている/第一章 日露戦争が終って/第二章 世界大戦/第三章 高価な実験/第四章 『戦車」の出現/第五章 戦車大攻勢/第六章 平和の風が吹いて/第七章 日本に戦車隊誕生/第八章 国産戦車第一号/第九章 停滞混迷/第十章 大陸を征く/第十一章 機甲大国ソ連/第十二章 独立混成第一旅団/第十三章 躍進する列強/第十四章 戦車隊、善戦す/第十五章 誤った結論/第十六章 ドイツの装甲旋風/第十七章 巨人の激突/第十八章 鉄塊相搏つ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

23
古代の戦車ではなく、近代に登場した兵器『戦車』の誕生と第二次世界大戦で陸戦の主役になるまでを書いた一冊。著者は帝国陸軍で戦車学校教官、軍務局軍事課員を務め、太平洋戦争では方面軍の参謀を務めたというエリート。そのため、調査の精度はともかく当時の陸軍の考え方を体現していたと考えられるため著者の考察は興味深い。個人的に第二次大戦の部分は著者のグデーリアン愛が強すぎて暑苦しいため、第一次大戦の戦車が兵器として採用され、戦術が試行錯誤されるまでの方が冷静かつ微に入り細を穿つ解説で分かりやすいため面白かった。2022/08/24

筑紫の國造

8
文字通り、戦車の誕生から「陸戦の主役」となる第二次世界大戦までの各国の開発、運用などを描いた通史。著者は元陸軍中佐で戦車学校教官でもあった、「プロ」である。信頼度は高いと言えるだろう。戦車が誕生してからも、なかなか各国でその「威力」が認められなかったのはいつの時代でもある「新技術」への抵抗感への現れとして、大変興味深い。極端に専門的用語が多いわけでもないので、古典的名著でありながら、初学者にも読みやすいと言えるだろう。日本の事情をメインにした『帝国陸軍機甲部隊』の復刊もぜひお願いしたい。2023/03/03

てっき

2
読まねばならぬと思ってはいたものの、図書館でしか見れない希少本なため正直諦めていたが文庫化されたのでこれ幸いと購入した本。中身は第一次大戦時の戦車の登場から第二次大戦での活躍までを用兵思想と装備開発の両面から追ったもの。主に筆者の属した帝国陸軍におけるものが多いが、欧州正面も網羅されており、1977年時にこれだけまとめられた良著はさすがだと舌を巻くしかない。とはいえ、現代においては、既に後進達がこれを基礎として更に優れた良著を出していることも事実であり、現代で読み返す価値については一考が必要とも思う。2022/09/19

𝔸𝕐‌𝔸𝕂‌𝔸🧸

0
🔴第1次世界大戦において、どのような経緯で戦車が登場し第2次世界大戦までの日本、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカ各国の戦車開発の歴史を解説。各国がどのような戦車に対する思想を経て戦車を生み出したか『ガールズ&パンツァー』をより楽しむための知識の補強によいかも😄 『ガールズ&パンツァー』の中では聖グロリアーナ(イギリス戦車)は強いですが、この本を読むとイギリスは戦車をあくまでも歩兵支援と見なし、ドイツ・ロシアに比べて装甲師団目的の戦車開発に力を入れていなかったことは意外です。2022/12/07

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