- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
ユニコーン企業を見いだす科学的手法がここにある!
「Magic Eye(目利き)」の裏にある基本原則とは?
Twitter、Zoom、Square、Palantir、Coinbaseなど
錚々たるユニコーンに早期投資し
シリコンバレーで躍進する日系VC創業者が語る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
速読おやじ
18
本場米国で日本人としてMidas Listにも選出されている中村氏による著書。米国のVCの現場の様子がよく分かる。ハンズオンなんかない、タームシートは気にしない等の大物キャピタリストの言葉には吃驚したが、その言葉の背景に納得。日本のVC業界に対して、やや厳しい目線もあるが、確かにそうだなと思うところもある。日本では業界としてまだ未成熟な部分もあり、インフラが整ってないこともある。著者も参加したカウフマン・フェローズ・プログラムというVC虎の穴(笑)的なキャピタリスト養成プログラムの凄さも分かる。2023/09/26
Emkay
12
先日読んだ”The Power Law”に近い米国のVCの視点から見たスタートアップ投資の世界が広がる。日本のCVCとの意識・常識の比較と、ARR等の投資後モニタリングの方法やといった実務的なノウハウが語られる。極めて分かりやすく書かれているし、痛い所を突かれたVCもあるのではないだろうか。VCに出資するLPから変わらなければいけないという指摘は、VC史を見てもそうだろうし、年金の運用成績公表に踏み切るといった動きがようやくあった日本も、少しずつではあるがいい方向に変わっていっているのだろうか。2023/10/30
Go Extreme
2
カウフマンの教室にて 起業家が持つ真の魅力 オリエンテーション ベンチャー・キャピタルの基本 さまざまな投資家の形態 スタートアップの成長と投資ステージ ユニコーンを見つけるレンズ: 評価する2つのポイント 実行力の評価 競争力の評価 競争力の要因分析 ユニコーンの将来予測: なぜ解約率は上がるのか 過去の実績と将来の予測 IPO価格への厳しい目 上場時のバリュエーション 投資段階でのバリュエーション キャピタル・デザイン ダウンラウンド ベンチャー・キャピタル7つの機能 米国のVCと日本のVCの違い2022/07/20
Kai
1
日本のベンチャーと米国のベンチャーの境遇の様々な違い(株主数・大手至上主義・ユニコーン企業の有無)がさらなる経済的格差を生み出しかねない。 特に雇用を創出しているのはベンチャー企業であるという一節より、日本の給与水準が上がらない理由は有望なベンチャーが出てこない事も大きな理由であるように考えられた。 ベンチャーに興味がある人ならば必読である本だと思う。2023/05/18
Yasu
1
Sozo Venturesの中村幸一郎氏による米国VC業界に関する知見が詰まった一冊。日本と米国とのVCの振る舞い、契約書の構成などといったプラクティスに大きな隔たりがあることが理解できた。上手く本書から学ぶことができたスタートアップは海外VCからも資金調達を有利に進めていくことができるのだろう(そこまで簡単ではないか)。2022/06/22