幻冬舎単行本 猫は髭から眠るもの

著者名：堀本裕樹【著】/丹下京子【イラスト】

幻冬舎（2022/06発売）

• ISBN：9784344039674

内容説明

「猫俳句大賞」に寄せられた約3万句から、
猫が可愛くて仕方ない、よりすぐりの299句。

ゲスト審査員　町田康氏・新井素子氏・角田光代氏
「猫俳句大賞」に寄せられた約3万句から、
よりすぐりの猫俳句をお届けします。
ゲスト審査員　町田康氏・新井素子氏・角田光代氏
イラスト　丹下京子氏
猫をテーマにした俳句を募った「猫俳句大賞」。第一回～第三回に寄せられた約３万句から、よりすぐった299句を書籍にまとめました。ゲスト審査員によるエッセイ「猫と俳句」も収録。

ダービーやテレビの前に猫二匹　堀本裕樹・選
春暑し猫の開きに手術あと　新井素子・選
何してもほめられてゐる子猫かな　堀本裕樹・選
去年今年猫は髭から眠るもの　角田光代・選

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[starbro]

タイトルおよび表紙絵に魅かれ、ゲスト審査員　町田康・新井素子・角田光代ということもあり、読みました。本書で「猫俳句大賞」の存在を知りました。 https://nekohaiku.com/ 本大賞は、毎年😻月😻😻日発表だにゃあ(=^・^=)　 私も一句詠んでみました😸「梅雨空に 雨宿り猫 一目惚れ」 https://www.gentosha.co.jp/book/b14375.html

2022/06/14

[榊原 香織]

去年今年猫は髭から眠るものーもふもふ（角田光代・選）　審査員豪華な猫俳句大賞。　他に町田康や新井素子　　猫と俳句は相性がいい。猫液体論者多数。　　猫の恋やむとき閨の朧月ー芭蕉

2022/08/28

[こみっくま]

猫俳句大賞なるものが存在したとは全然知らなかった。審査員も町田康、角田光代、新井素子、村山由佳など錚々たる面々が！2022の秋で第4回を迎えるとのこと。この本には第１回～3回の受賞作が掲載されている。どの句にも詠んだ方の猫愛がたっぷり。そうそうそんな感じ！と共感することしきり。可愛らしい句もあればしっとり感も伺える句もあり、猫とは本当に様々な空気を纏う生き物なんだなあと実感。「竈猫」「猫の恋」「猫の子」なんていう猫に纏わる季語もあることも知りとても勉強になった。これを機会に俳句を始めるのもありかな？(笑)

2022/10/10

[あや]

猫にまつわる俳句の賞の入選作集。私も応募していましたが、掲載されていません。ねこ様って俳句になりやすいかも、と選者の方が仰せでした。共感する作も多々。〈猫の舌ほどにざらつく秋思かな／魚井遊羽〉〈手術より戻りし猫にさんま焼く／井口寿美子〉　二句目は私も覚えがある。ねこ兄弟の去勢を日帰り手術した時病院に迎えに行ったら「もう俺たちを捨てるんじゃねえ！！」と言わんばかりに泣き叫んでいてその晩は両猫を枕元に眠った。共感するばかりである。

2025/12/12

[kanki]

「猫の恋やむとき閨の朧月」芭蕉も詠んだ猫の俳句集。素敵で温かい気持ちになった

2022/10/13